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望洲楼

豊かな緑に囲まれた昔ながらの情緒溢れる佇まい、 女将に老舗料亭の楽しみ方を聞きながら旬の食材を楽しむくつろぎの時間。

こんにちは知多半島ナビです。今回は、創業は安政2年(1855年)、豊かな緑につつまれた佇まいは150年の歴史を感じさせてくれる老舗料亭をご案内します。 「福沢諭吉」や「田山花袋」「柳田国男」など多くの文人にも愛された望洲楼。大正天皇由来の「亀崎の月」を愛でながらの料理、目前の衣浦の海を望みながらいただく「海の幸」など、情緒溢れる空間で本格的日本料理が堪能できます。単に格式ある老舗料亭でお料理をいただくだけではなく、女将から初心者でもわかるお座敷のマナーや作法などをやさしく教えてもらえ、日本文化に触れながらの食事は一層楽しい時間が過ごせます。

小高い丘の斜面に沿って建てられた歴史を感じる佇まい。日常の喧噪から離れ、穏やかな気持ちになる癒し空間への入り口です。
門から奥の入り口まで水を打たれた石の上を歩いて行くと、女将が出迎えてくれます。水を打つのはお客様をお迎えする用意ができましたというサインです。

天井の低い昔ながらの日本家屋。頭をぶつけないよう女将がやさしく中へ案内してくれます。入り組んだ造りの建物の中は、静寂に包まれ日常を忘れさせてくれます。
足下を照らす灯り、木造の少し軋む廻り階段、丘の斜面を活かした小さな中庭、何故か懐かしさを覚えます。


現在は使われていない最上階への階段。麻ひもで石を結んだ「止め石」は立ち入りはご遠慮くださいという意味です。
この階段の屋根は龍のように見えることから「臥龍廊」と呼ばれ、その下にある池には鯉が泳いでいて、鯉が天に向かって昇り龍になるという出世を意味します。

今回利用したのは、窓の外には衣浦の海が望める「月の間」。窓から通り抜ける風が気持ちよく、中秋の名月も見られます。
当時では珍しい洋食が楽しめた洋館の名残を見せる障子戸が純日本家屋の中にモダンな大正ロマンを感じます。


これから料亭を利用する方に、女将からアドバイスをいただきました。予約をする時、日時・人数・予算の他にその目的がとても大切ということ。たとえばお祝いでも、結納・長寿・出世・合格など、箸置きから箸の種類、お料理の器、活け花・掛け軸にいたるまで目的にあわせた用意がされます。
単に季節のお料理をいただくだけではなく、その時間・空間をいかに楽しんでもらえるかというのがまさに「お・も・て・な・し」の心、それこそが料亭のサービスということです。サービスを満喫するためにも予約の段階で目的をしっかり伝えることが、料亭を楽しむための第一歩です。

その季節にあった俳人「山頭火」の句の掛け軸。
その句の意味が知りたい人のために解説書籍も用意。

季節のお料理を少しずつ種類多く楽しめ、5,000円(税・サ込)というリーズナブルなお値段で女性に人気の高い「御婦人会席」。


ここでは女将に、食べるときのマナーについて聞いてみました。
椀物のふたの開け方、箸の持ち方・置き方、器の持ち方、お造りの食べる順番、あえて箸ではなく手を使った方がいい場合、果ては丸いおまんじゅうの切る方向など実に細かく教えていただきました。
女将いわく、マナーは正解・不正解ではなく一緒に食事する方が不快な気分にならないための所作であり、ひとりで食事する時はマナーにこだわらず美味しく食べるのが一番いいとのこと。望洲楼では希望すれば、こうした作法・マナー、お座敷の楽しみ方などが教えていただけます。





こちらは人気メニューのひとつ「鯛の兜焼き」。手を使って身をほぐします。
地元 半田中埜酒造の「超 こゆる」をはじめ、美味しいお酒も充実。

料亭という所は、馴染みになればなるほどお得になる店です。時には予算以上の食材も使われ、お客のわがままも聞いてくれ、精一杯サービスしてくるそんな場所です。
水打ち、止め石、軋む階段の音、季節の香り、そして女将の話。ここは日本の文化のテーマパークかもしれません。気軽に行けるアミューズメントパークという気分で一度利用してみてはいかがでしょう。

大広間から離れ風のお座敷やイス席など目的にあわせて使い分け、お土産も逸品。

最大80名収容の大広間には月の満ち欠けを表現した欄間や舞台があり、50名収容のイス席にも変化します。
月の欄間の説明をしてくれる女将。

一番奥にあり、落ち着いた雰囲気の「東の間」。
堀りこたつ式の「雪の間」。

衣浦の海が見える「月の間」。
大広間をイス席の結納会場にした様子。

望洲楼の伝統と歴史がわかる展示コーナーも設置。
福沢諭吉をはじめとする多くの文人などが来館した当時の記事もみられます。

お土産、贈答に最適な「海の幸(3種入り)」。5,000円(税別)で、「車えび粕漬」が「しらす山椒煮」になったものが4,000円(税別)。
いずれも真空包装です。 開封前であれば、常温で20〜30日間保存でき、各地へ発送もしてもらえます。
鯛の身を釜各ほぐし、地元の赤味噌とあわせた「鯛みそ」。

地元の酒蔵直送の酒粕に車海老を漬けた「車えび粕漬」。
活鰻を白焼きにし山椒の実を 加えて煮上た「鰻しぐれ」。


鰻しぐれは、外国産では しぐれにを炊くときに 煮くずれしやすいので、三州産の 国産鰻を使用。
まずは、白焼きにして、充分熱をとってから 切って、砂糖 味醂 醤油などとともに、山椒の実を加えて、炊きあげます。

山車を豪快に曳き廻し、干潟の海辺に曵き下ろす勇壮華麗な「亀崎潮干祭り」は望洲楼の目前。

毎年5月に行われる愛知県の有形民俗文化財「亀崎潮干祭り」は、東組・石橋組・中切組・田中組・西組の5組が豪華な刺繍幕や精緻な彫刻で装飾された5台の山車を干潮の浜辺に曳き下ろし、横列に並べ、再び陸へと曳き上げる勇壮な祭りです。この祭礼は女人禁制であり、観光客や女性は見物はできますが、他の多くの地区のように元綱・先綱を曳いて参加することはできません。その300年以上もの長きにわたって祭りの風格・伝統がしっかりと守り伝えられてきたことが認められ、平成18年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。


山車サヤ(車庫)の奥に見えるのが、望洲楼。
望洲楼の目の前の潮干祭り事務所は、すでにこんな貼り紙も。

近くには子供の神様「神前神社」もあり、七五三では家族連れで賑わいます。
年末には「おせち料理」も売られ、デパートなどで買う事もできます。ぜひ一度老舗の味を召し上がってみてはいかがでしょうか。

名称望洲楼
ひらがな読みぼうしゅうろう
住所愛知県半田市 亀崎町3-71
ホームページhttp://www.boshuro.com/
電話番号0569-28-1136
FAX0569-29-4184
予算(ランチ)5,000円
予算(ディナー)10,000円
営業時間11:30〜22:00(ご予約にて)
休日不定期 
駐車場20台(大型バス2台駐車可)
タグシービュー | 名鉄・JR | | ご当地名物 | 郷土料理 | 和食 | 人気店 | 家族向け | 団体向け
クレジットカードVISA | Master | Diners | 銀聯
行き方(詳細)電車の場合/JR武豊線「亀崎駅」徒歩12分。亀崎駅前交差点を港に向かって三つ目の信号を左折、約5分で望洲楼。または名鉄 河和線「知多半田」からタクシーで10分
車の場合/知多半島道路 半田中央インターから10分または知多半島道路 阿久比インターから15分。国道247号線を高浜方面に向かって亀崎港交差点を左折、一つ目の信号を右折してすぐ。
行き方JR武豊線「亀崎駅」徒歩12分
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みんなのクチコミ

kamikami ( 2014-05-21 11:36:33 )

あこがれの望洲楼、ハードルの上がった期待を上回る時間を過ごさせてもらいました。







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