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はんだミニ山車まつり2013

絢爛豪華な山車が集結。春祭りのあの感動をこの秋ふたたび。

こんにちは知多半島ナビです。今回は愛知県半田市亀崎町で行われました「はんだミニ山車まつり2013」をご案内します。ここ亀崎町は江戸時代、犬山の藩領であったことから犬山との関係が深く、今回は「亀崎と犬山」というテーマで様々な催しが行われます。半田市では5年に一度、10地区31組の山車が一斉に集まる盛大な「はんだ山車まつり」が10月に行われます。潮干祭りで有名なここ亀崎の5組の山車も参加しますが、「はんだ山車まつり」が行われない年にこの「はんだミニ山車まつり」が秋に開催されます。2013年は9月27日から10月6日まで行われ、サイズ以外はすべて本物と同じ、彫刻、刺繍など細かい部分の装飾は見事です。



ノスタルジックな気分に浸れる町、ここ亀崎で「はんだミニ山車まつり」は行われます。

江戸時代から続く立川流彫刻を紹介した「立川美術館」、安政二年創業の老舗料亭「望洲楼」、創業は元禄年間の「紀伊国屋本店」、江戸時代の海運業の名残が残る「久栄丸呉服店」、創業約120年の「万芳屋酒店」、歴史ある風景の「笹屋呉服店」など亀崎には老舗が今もその面影を残しています。


安政二年創業の老舗料亭「望洲楼」
「望洲楼」本宅で開会式が行われました。

歴史ある風景の「笹屋呉服店」
創業約120年の「万芳屋酒店」

江戸時代の海運業の名残が残る「久栄丸呉服店」
亀崎饅頭(酒元饅頭)で有名な「紀伊国屋本店」

亀崎を中心に知多地方の山車や犬山の車山など、精巧に再現された山車模型がずらりと勢揃い。

今回は犬山寺内町の車山「老松」の1/5サイズの模型を制作した岩井信明さんが会場で組み上げる様子を紹介します。犬山では山車(だし)を車山(やま)と呼びます。岩井さんは趣味で車山の模型づくりを独学で始め、車山の構造や材質、装飾の彫刻や刺繍などを調べて限りなく本物に近いものを完成させました。すべてが本物と同じ造りになっているので本物と同じ順序で組み上げていきます。




基本的に釘などを使わない車山の接続部分は、本物の1/5サイズの溝を彫ったり差し込みを切り出したりとその苦労が窺えます。本物が縄で縛って留める部分は、やはり1/5サイズの紐を使って本物と同じ結び方で留めます。
宵山で使う提灯は本物のように広げたり畳んだりできる構造の骨組みを作り、和紙を貼って色付けも自分でしています。中に入れるロウソクも糸の太さを調節して、1/5サイズの炎を灯すことができます。この提灯ひとつで制作に4ヵ月かかったそうです。

車山の中でお囃子を演奏する一層の部分には、畳が敷かれ太鼓や座布団まで置かれています。実際の祭りでは車山幕で見ることができない部分です。
本物の車山がそうであるように、すべてのパーツには前後左右の向きがあり、それぞれが正しく組み上がった時にのみ豪快に曳き廻しても壊れない堅牢さが生まれます。

パーツの向きや順番、締め込む手順、小さな部品の数量など途中で間違えたら最初からやり直しです。今回も小さな手違いが起こり、その都度修正しながらの組み上げです。
岩井さんは、もっと簡単に作る方法や材料などはたくさんあるけれども、手間はかかっても本物そのままに表現することが嬉しいと言います。

基本的に一人で組みますが、本物と同じように支えが必要な部分は人手が入り完成まで5時間かかる大作業でした。
犬山の本物の車山は三層構造で高さが8m近くありますから、こちらは1/5サイズなので高さが1m60cmになり、ミニとは言えなかなかの迫力です。

完成まで5時間という大作業の末、見事に復元されました。岩井さんの情熱が伝わってくる犬山寺内町の車山「老松」でした。
立川美術館では亀崎潮干祭りの山車をはじめ、知多地域や犬山などの車山模型が約20台ほど展示されています。

その迫力に圧倒される、高さ4.5mの本格的な山車。

こちらは阿久比町の水野敏広さんが約20年がかりで作り上げた山車「敏車」。建設業のかたわら山車の修復を手掛けた技術を生かし、大小300以上の部品を手作りし完成させました。通常の山車より少し小さめですが、組み上がると4.5mの高さがあり、本物同様に十数人の人手が必要になります。組み上がった後は、地元の神職の方にお祓いをしてもらいました。とても趣味で作ったとは思えない見事な山車です。






立川美術館・立川流彫刻研究所主宰で彫刻家の間瀬恒祥さん。ここ亀崎には江戸時代の伝統やその面影が祭りや町並みなどに今も残っています。そんな亀崎地区の人たちが協力して開催しているのが、この「はんだミニ山車まつり」です。毎年5月に行われる亀崎潮干祭りには多くの観光客が来ますが、その多くは見物するだけです。「祭りは見るものじゃなく、参加するもの」と間瀬さんは言います。大きさはミニですが、ここに集まった祭りを愛する人たちの熱い心は本物でした。


山車だけじゃない、本物に出会える町「亀崎」。江戸時代にタイムスリップ。

この亀崎には歴史を感じるものが多く残っています。その多くは個人が所有されているものが多く、普段は目にする事ができません。それらに出会えるのもこの「はんだミニ山車まつり」の醍醐味です。そして今回のテーマ「亀崎と犬山」にちなんだイベントも開催。気分は江戸時代にタイムスリップしてしまいます。


明治の面影が残る、「望洲楼」本宅の室内。
交流サロン「かめとも」のからくり人形展示。
「久栄丸呉服店」ではかつての海運業を感じます。

布さらしからくりと神楽実演。
昔ながらの製法を守り続ける「亀崎饅頭」。
「万芳屋酒店」に残る古い兎樽。

併設のイベントでちょっと休憩。ファミリーにおすすめです。

立川美術館内1階にあるカフェ「黒壁舎」。亀崎名物「天ぷらまんじゅう」が食べられます。
立川美術館駐車場と隣接の朝倉堂蔵前の「蔵マルシェ」では地元の食材や手作り雑貨などを地元のクリエーターたちが販売。
こだわりの手作りキャンドルや手作りアクセサリーなども販売。

天然木材を使った子育てQ-BU「キコロ」は子供たちに大人気。
お皿の絵付け体験もできます。
名古屋吉本の芸人「シンポジウム」も登場。地元ネタに会場は大盛り上がり。

このイベントに協力しているお店のスタンプラリー。
7ヵ所すべてのスタンプを集めるとくじに挑戦できます。
なんともレトロなくじです。何がもらえるかは当たった人のお楽しみ。

今回は9月最後の週末の開催でしたが、来年は10月頃にする予定ということです。
次回もまたテーマを変えて、ここ亀崎を中心に知多地域の歴史に触れあえる企画が期待されます。
春の山車祭りを楽しんだ後は、秋にもう一度ここで山車祭りの息吹を感じてみませんか。
天候にも恵まれ、気持ちのいい「はんだミニ山車まつり2013」でした。

「はんだミニ山車まつり」に関するお問い合わせ先
立川美術館 TEL/FAX 0569-29-5897  URL http://www.tatekawa.org/


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みんなのクチコミ

kamikami ( 2014-05-21 11:32:15 )

ミニ山車の組み立て見ました。本物と同じ部品数、同じ手順、時間も同じくらいかかったのに驚きました。







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