知多牛
知多半島の豊かな風土で育てられるブランド牛。
こんにちは知多半島ナビです。知多半島が誇るブランド牛、知多牛を紹介します。乳牛の酪農農家一戸当たりの飼養頭数が日本一を誇る知多半島で肉牛の肥育が始まり、乳牛のホルスタイン種と、肉牛の黒毛和種を交配させ生まれたのが知多牛です。柔らかな甘みのある肉質と味が特徴的なブランド牛です。
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人が「美味しい」と感じるのは、脂肪酸、核酸、アミノ酸の割合が高いほど「美味しい」と感じます。知多半島の風土と飼育環境の中で、大切に育てられた知多牛の美味しさの理由は、牛肉に含まれる脂肪にあります。人にとって必須脂肪酸であるオレイン酸やモノ不飽和脂肪酸が、一般の和牛(黒毛和種)よりも多く含まれています。特にオレイン酸には、血中のコレステロールを減少させて血液の流れをよくする働きがあり、健康にもいい知多牛と言えます。
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知多牛には、肥育期間が出荷月齢24ヶ月齢以上の黒毛和種と肥育期間が出荷月齢22ヶ月齢以上の交雑種があり、それぞれ肉質等級「3等級」以上、「2等級」以上など徹底管理された条件のもと大切に育てられています。
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やわらかな肉質とほどよい甘さが特徴で、国産牛ならではの贅沢な味です。一方、生産から出荷管理まで一貫した流通ルートでコスト削減を実現し、お手頃価格で提供することに成功しました。
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この知多半島は乳牛飼育数は北海道に続いて国内第2位。肉牛を含めると酪農農家一戸あたりの牛飼育頭数はトップクラスです。今回撮影させていただいた平和牧場さんも1,000頭クラスの牧場です。
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牧場にとって大切なのは鮮度です。北海道で搾乳された生乳が2日かかってしまうものが、生産地ならその日のうちにいただけます。ちなみにこの平和牧場さんの生乳は黒牛の里さんでいただけます。
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ミツカン酢で有名な半田市は、知多半島における酪農の発祥の地でもあります。ミツカン酢の四代目中埜又左エ門氏が、明治十四年頃、滋養と健康の目的で乳牛を購入し、その後酪農を始めたのが発祥と言われています。
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その後、知多半島全体で酪農農家は増え続け、酪農農家一戸当たりの飼養頭数が日本一を誇る酪農王国へと発展しました。現在、JR半田駅の改札を出た右手にその記念碑を見ることができます。
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知多牛の母はホルスタイン種。もともと盛んであった乳牛に黒毛和種の種付けによって生まれる黒毛の子牛。生後1ヶ月までは乳牛の牛舎で大切に育てられます。写真がちょうど1ヶ月くらいの子牛です。
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その後、肉牛用の牛舎に移され肥育されます。牛肉にとっては動かない方が美味しい牛肉になります。食べて寝る生活を繰り返すための牛舎は暗くしてあります。
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22〜24ヶ月、徹底管理のもと肥育された牛は約600kg以上にもなります。やがて大阪の食肉市場に移され、加工され小売店などを通して消費者のもとへ届いていきます。
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第六回全日本牛枝肉コンクール優秀賞をはじめ、数々の賞を受賞した知多牛の美味しさをぜひこの知多半島でご堪能ください。知多半島には知多牛がいただけるお店がいくつかあります。ジャパンナビのサイトで「知多牛」で検索してください。
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黒牛の里さんは生産直売の店。それぞれの肉の一番美味しい部分を知り尽くしたお店です。知多牛のA4クラス以上の上級肉がお手頃価格で食べられます。生乳をいただくこともできます。 |
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Farm Restaurant 黒牛の里では、地元の生産農家と協力し、食べるだけではなく作る楽しみも味わってもらえる、新しい形のレストランを目指しています。 |
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また近年では知多牛のにぎり寿司を出すお店もあります。知多半島の食材をネタにした「知多前すし」を提供しているお寿司屋さんも増えています。 |
今回撮影に協力いただいた平和牧場の榊原さん。地産地消に取り組んでいる生産農家のお一人です。本来、牛の病気などで管理が厳しく立ち入れない場所での撮影を快く応じていただきありがとうございました。
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今や全国にご当地ブランド牛があり、この地方の近隣では有名な松坂牛がありますが、高くて旨いのはあたりまえ。牛肉をはじめ豚肉、野菜、果物、魚介類など郷土を愛し、そこに生きる人々が作り出す美味しい食材をお手頃に楽しめる知多半島は食材の宝庫です。ぜひ一度味わってみてください。 知多半島ナビでした。
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