こんにちは知多半島ナビです。窯業の町、常滑の人々と焼物とのかかわりを学べる「資料館」と平安末期からの古常滑と現代作品の展示「陶芸研究所」と陶芸家を目指して腕を磨いている「研修工房」との3つの施設の"とこなめ陶の森"をナビします。(入館無料) |
「資料館」 古くから常滑の人々と焼き物とのかかわりを学ぶことができる施設です。 |
「陶芸研究所」 昭和36年10月に完成、展示室には平安末期から鎌倉時代の古常滑はじめに現代の作品が展示されています。 |
「研修工房」 開設当時から陶芸家の育成に努め、これまでに約160名の研究生が出ています。工房では作陶家を志す若者達が、毎日腕を磨いています。 |
「常滑市資料館」入口 |
水琴窟(すいきんくつ)の断面 庭に埋め込まれた甕(かめ)の中に水が流れ落ちて反響し、琴の音(ね)のような音がします。 常滑市内では「瀧田家」と「登窯広場展示工房館」で水琴屈の音色を聞くことができます。 |
資料館に入ると「ご来場の皆様へ」入館者署名欄に氏名を記帳します。 入館記念スタンプもありました。 |
エントランスホール(直径6m高さ4m)円筒形のドーム 窯の中に入ったようなイメージのエントランスホールを通り展示室へと向かいます。 |
平安末期から江戸時代までの大壷が並ぶ展示室へ入ります。 |
甕(かめ)の底が小さく細くなっているのは、どうしてなんでしょうか? 甕(かめ)には水や穀物などを入れていました、底の方は地中に埋め安定させ、底を細くすることで中に入っている物をとりやすくしてあるのです。 |
"手に取って観察して見よう" 平安時代末期から室町時代の山茶碗、鉢、壷などの陶片を実際手に取って触って見ましょう。 |
厚み、重さ、ふうあいを直接感じとることができますね。 |
こちらの展示室には、生産用具(ロクロ・木型・石膏型・エゴロ・ダンマなど)や製品を解りやすく展示されています。 ロクロ・・・円形の台に粘土をのせ、回転させ成形をする台(手回し式・電動式) 木型・・・木枠の型に粘土を貼り付け成形する道具 石膏型・・・石膏で型枠を作り、中に粘土を貼り付け成形する道具 エゴロ・・・エンゴロともよばれる、窯で製品を焼くとき灰などがつかないように、丸型や四角型の入れ物の事。重ねて窯の中に入れる。 ダンマ・・・火に強い大きなレンガで窯の焼成後にふたとして使用したり、窯の補強に使用される。 |
「常滑市陶芸研究所」と「研修工房」へ 「資料館」から出て左側を見ると、階段があり、案内看板もあります。20mほど歩くと「常滑市陶芸研究所」へ到着。 |
「常滑市陶芸研究所」 研究所入口には大きな桜の木々があり、春には桜の花が咲き誇ります。 |
「常滑市陶芸研究所」の一角には伊奈製陶㈱創業者故伊奈長三郎氏の陶像が建っています。 伊奈長三郎(いなちょうざぶろう)氏 常滑市名誉市民 常滑町議員、常滑町長を歴任 初代常滑市長に就任 近代常滑窯業の発展と開発に尽力 昭和55年10月10日逝去享年90歳 INAXライブミュージアムでの「陶と灯の日」は命日の10月10日に開催されています。 平安末期から鎌倉時代の古常滑の作品から近代陶芸までの作品に出会えた「とこなめ陶の森」でした。 以上知多半島ナビでした。 |
名称 | とこなめ陶の森 |
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ひらがな読み | とこなめとうのもり |
住所 | 愛知県常滑市瀬木町4-203 |
電話番号 | 0569-34-5290(資料館) |
FAX | 0569-34-6979 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)年末年始 |
駐車場 | 50台 |
予算/料金について | 入館料無料 |
タグ | ミュージアムめぐり | 公園・自然に癒される |
行き方(詳細) | 車の場合/知多半島道路セントレアライン常滑ICから右折原松町交差点左折、新瀬木橋東右折約3分 電車の場合/名鉄常滑線「常滑駅」下車、知多半田行きバス「奥栄町」下車徒歩7分即可到达。 |
行き方 | 国道247号、新瀬木橋東交差点から3分 |
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