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常滑やきもの散歩道

四季を通して楽しめる常滑「やきもの散歩道」

こんにちは、知多半島ナビです。細い路地を通り土管坂、10本煙突の登り窯、昔使われていた窯や道具などを見ながら「常滑やきもの散歩道」を散策してみませんか?

迷路のような「常滑やきもの散歩道」

 常滑は千年もの歴史をもった古いやきものの産地で、明治、大正、昭和と長きにわたり使われてきた窯や煙突をまじかに見ながら、四季を通して様々な風景を見ることができ、「やきもの散歩道」AコースとBコースがあります。ここではAコース1.6kmをご紹介します。

 「やきもの散歩道」のスタートは「陶磁器会館」案内看板①からと「大駐車場」から入ることができます。


「陶磁器会館」
館内には常滑焼が販売されています。車の場合はここの駐車場を利用(土日祝日は有料)
「大駐車場」
こちらからも散歩道に入れます。(土日祝日は有料)
「陶磁器会館」前には「やきもの散歩道」Aコース案内看板もあります。

名鉄常滑線「常滑駅」からは「やきもの散歩道」に行くには、駅前の交差点に出ると案内看板があります。
交差点を渡ると「とこなめ招き通り」。
壁面には、常滑ゆかりの方39人が作った様々な猫のオブジェをひとつずつ見ながら歩いて行くとスタート地点の陶磁器会館に到着です。
「とこなめ招き通り」の上には、大きなまねき猫(とこにゃん)が「いらっしゃいませ」と言っているようにのぞいています。このまねき猫近くまで行くにはAコース⑤から左に曲がると側まで行かれます。
壁面には様々な猫のオブジェですが、塀の上には本物?と間違えるほどの猫ちゃんが11匹います。さて皆さんは見つけることができるでしょうか?

「やきもの散歩道」はとても急な角度の坂道や、迷路のようないりくんだ路地があるので、迷わないように地図を入手しましょう。
「陶磁器会館」の正面入口を入って左側に「とこなめ観光マップ」があります。
この地図を持って出発!!

観光案内看板には方向と距離、案内番号が書いてあるので、沿って歩くといいですね。
案内番号②から入ると、すぐに塀には焼物が貼り付けられています。ゆるやかな坂道を上がっていきます。
案内看板がみえます。矢印に沿って行きましょう。

ダンマレンガ(窯の材料)を再利用した塀です。
案内看板④
近道の看板があります。この道を進むと⑦に行くことができます。
途中には昔使われていた窯がそのまま残っている所があります。実際に使われていた時は建物の中にあったようでが、今はむきだしのままに当時の面影を残しています。
黒い板塀のある建物、当時は焼物工場で「渡通路」が道の上をまたいで2階に作られています。
1階で物を作り、2階に上げ乾燥し、隣りの建物に「渡通路」を通り運んでいました。Aコースでは三箇所見ることができます。

常滑市指定有形文化財 「廻船問屋瀧田家(有料施設)」
常滑を代表する廻船主のひとつ瀧田家で、常滑船の歴史を見ることができます。
廻船問屋瀧田家(有料施設)は知多半島ナビでご紹介しています。

「土管坂」右側には焼酎瓶、左側には土管が積まれています。路面には、土管を焼くときに使う「焼き台」が敷きつめられています。
「土管坂」上から見た景色
セントレアも見えます。

「常滑市登窯広場 展示工房館」無料施設
館内には大正から昭和にかけて使われていた両面焚倒焔式角窯(りょうめんだきとうえんしきかくがま)があります。
「常滑市登窯広場 展示工房館」敷地ないにある「水琴屈」
かめを逆さまにして土の中に埋め、水が10cmほどたまるように作られ、上から流れた水の反響音が、琴の音色のような涼しげな音がします。
散歩道では「廻船問屋瀧田家(有料施設)」にもあります。

中間地点にある10本煙突の「登窯」

中間地点の⑬に到着です。
「登り窯(陶栄窯) 国の重要有形民俗文化財」
幅約12m 長さ約21mで、とても大きな窯です。足もとを注意して一周してみるとその大きさがわかります。
10本の煙突は広い窯に火がすみずみまでいきわたるように工夫され、左右と真ん中の高さの違いも必見です。
登り窯の周りを歩く・・・
「頭上注意」!?天井が低い所があるので、頭をぶつける人が多いようです。緩衝材を巻いてありますがそれでも痛いです。

「登窯」の焚口です。
一番下の焚口で石炭を入れ5~6日かけて焚きました。その後焼成室側面から薪を5~6日かけて投げ入れて焚き上げます。
雑然と色々な物が並ぶ建物、この道を真直ぐ行くと「陶彫ある商店街」へと行かれます。今回はここから⑬のところに戻りAコースを回ります。

道に迷った時には、道路に埋め込まれたブロックを見ましょう。
黒い板塀と細い路地、ここは時が止まっているかのような空間が、ここ「やきもの散歩道」にはあちらこちらにあります。
忙しい私達にはホッできるひとときかもしれません。
「どうして黒い色をした家が多いの?」
黒い色はコールタールがぬってあるからです。コールタールは、海風や工場からの煙で家が傷むのを防ぐ効果があったからです。
散歩道には他にも当時作られていた焼物や窯の材料を再利用した道や門柱などがたくさんあり、こんな細い路地を通って歩くのも楽しいですね。


散歩道の途中で見つけました。
焼酎瓶の中に案内地図が、手にしていない人にはうれしいサービスですね。
1969年から始まるストーリー、映画「20世紀少年」少年達が駆け巡った昭和の時代の佇まいに、堤幸彦監督が常滑の地を訪れロケ地とし、08年5月から11月にかけて断続的に常滑「やきもの散歩道」を中心にロケが行われました。ここはロケ地のひとつです。

「いちき橋」は大正時代に“くりぬき”で作られた橋で、下には川ではなく道が通っています。
ここから見る景色は時の流れと共に変わり、今は観光客や車がたくさん通っています。
「いちき橋」から坂を下りると陶磁器会館にもどることができます。
「いちき橋」を下からみると。

愛会傘(あいあいかさ)
散策中に突然の雨が降ってきた・・なんてありますよね。常滑駅、陶磁器会館、散歩道の店舗の何箇所かにこの看板やポストがあります。

陶磁器会館の外には常滑市内の観光案内図もあるので、他の施設(Bコース等)に行くにはここで確認すると便利です。
Bコースには「とこなめ陶の森・資料館・陶芸研究所」「INAXライブミュージアム」があります。
知多半島ナビでもご紹介いたしますね。

「常滑やきもの散歩道」での注意事項
『住民の方もいますので、
     家の前では静かに歩くのもマナーです』
『Aコース内の道は車両の通行はご遠慮下さい』
『タバコのポイ捨てはやめましょう』



         以上 知多半島ナビでした。


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みんなのクチコミ

みーばぁ ( 2014-09-17 16:58:26 )

車で入れないような狭い路地を歩いていると、やきもののお店や小物など売っているお店がありました。登り窯の10本煙突は是非見たいですね。見ないで戻る人が多いようですので、忘れずに見学を。