こんにちは知多半島ナビです。今回は半田市の岩滑(やなべ)にある日本茶カフェの入口屋さんを紹介します。味噌蔵を利用した趣ある佇まいと本格的な日本茶がいただける現代風カフェです。ランチもあり、コーヒーやスイーツもおすすめのお店です。 |
外観は純和風な蔵造り。 |
日本茶カフェ入口屋さんは、もともとオーナーの祖父が入口屋商店の名で味噌の醸造製造をしていました。その当時の味噌蔵を利用し、お孫さんである現在のオーナーがカフェとして入口屋を復活させたのがこのお店です。 |
蔵の高い天井を生かした落ち着いた空間。 |
天井の梁などは味噌蔵のまま生かし、木目を基調とする家具とインテリアが配置された店内。テーブル間もゆとりがあり、本当に落ち着ける空間です。 |
この布貼りのルーズリーフは各テーブルに置かれたお品書きです。開くとたくさんのメニューが書かれています。 |
まるで玉露のように美味しい煎茶の楽しみ方。 |
初めての方には、煎茶の美味しい飲み方を教えてもらえます。通常煎茶はそれぞれのお茶屋さんでブレンドされたものが多いですが、今回いただいたのは鹿児島産の「あさつゆ」という単品種。 それでは簡単に美味しい飲み方を紹介しましょう。急須は知多半島の常滑焼き、玉龍窯さんに作ってもらった入口屋オリジナルです。1杯分用の特別仕様の平たい急須の中に茶葉が入っています。 |
一煎目は低めのお湯を注ぎます。一番いい温度のお湯が用意されます。 |
蓋をして1分間茶葉を蒸らします。この時間がとても大切。 |
ぴったり1分用の小さくてカワイイ砂時計で計ります。 |
蓋を押さえて最後の一滴までしっかり注ぎます。少しも残しません。 |
こうして出来た一煎目がこの量です。少ないと思いますか、飲んでみてください。玉露のような風味と深みがあり、この一煎目の美味しさこそ最大の楽しみです。 お茶に含まれるカテキン、カフェイン、アミノ酸は注ぐお湯の温度で出る量が変わります。せっかくいただくのであれば最高の状態でいただきたいですよね。 |
ちなみに注いだ後の急須の中の茶葉は茶こし側に片寄っています。ふちを軽く叩いて中央に寄せると三煎目以降も美味しくいただけます。 |
人の好みによりますが、だいたい3〜4杯ぐらいまでは美味しくいただけます。もちろんそれ以上飲んでもかまいません。お茶菓子と合わせてお楽しみください。 |
お茶をアレンジしたスイーツも見逃せません。 |
常滑の酒造蔵「澤田酒造」の仕込み水が使われています。 |
珈琲の美味しさの秘密は水にありました。知多半島常滑の老舗酒造蔵「澤田酒造」の仕込み用の水を特別に分けてもらっています。珈琲だけではなく日本茶にも使われ、純粋な水が茶葉や珈琲豆など素材の旨味を一層引き立たせているのです。 |
数量限定のランチセット。 |
豚汁の味噌は知多半島内海の味噌と信州味噌のブレンド。口当たりが甘く、風味豊かな味です。 |
大根、ごぼう、人参など野菜がたっぷりで食べごたえ充分。男性でもお腹いっぱいになるボリュームです。 |
小鉢には醤油麹のジュレが乗った木綿豆腐。さっぱりして美味しいです。 |
ほうじ茶に牛乳が入ったほうじ茶ラテは、苦みと芳ばしさと甘味が重なり合う、大人の珈琲牛乳といった味わいです。 |
抹茶アイスは濃厚で、抹茶の風味と味がしっかりしています。飲物とデザートはいくつかの種類から選べます。 |
夏だけ食べられる大人気のかき氷。 |
稲荷山 950円(税込) |
抹茶、ミルク、金時、白玉の入った贅沢な一品。氷はフワフワで口に入れるとすぐに溶けてなくなります。抹茶は西尾市にある稲荷山茶畑の抹茶が使われ、しっかり味わえるようにたっぷりかかっています。 |
ごんげん山 900円(税込) |
ごんげん山とは、半田の童話作家である新美南吉の作品「ごんぎつね」の中にでてくる山。きな粉と黒蜜がたっぷりかかり、先端が白いきつねのしっぽの形をしたかき氷です。中には金時が入っています。 |
とにかくオススメです、きな粉と黒蜜のかき氷。一口食べてあまりの美味しさに衝撃を受けました。他にも生いちごや生マンゴー、せんじやミルクなどの自家製シロップなどもあり、550円から数種類あります。せんじとは東海地方の呼び名で、みぞれのことです。お友達何人かでいろんな種類を分け合って食べるのがいいかも。かき氷は暑くなってから涼しくなるまでの夏期のみの販売です。 |
蔵を利用したギャラリースペース。 |
土壁や木の柱をそのまま生かした独特のギャラリースペース。一日単位で借りられ、様々な作品展示が行われています。 |
和の空間の中、音楽と映像を融合させたインスタレーションアートなど、現代アーティストにも利用されています。詳しくは入口屋へお問い合せください。 |
いかがでしたでしょうか、入口屋のオーナーの榊原さんはサラリーマンを辞め、いろんな縁が繋がり日本茶の道へ入りました。お祖父さまから孫へと受け継がれた蔵は、伝統と現代が融合した素敵な空間になりました。日本茶カフェ 入口屋。日本人でも日本茶のことを良く知っている方は少ないと思います。海外の方はもちろん、私たち日本人にも発見のあるカフェです。知多半島観光の際はぜひ一度お立ち寄りすることをオススメします。 知多半島ナビでした。 |
名称 | 日本茶カフェ 入口屋 |
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ひらがな読み | にほんちゃかふぇ いりぐちや |
住所 | 愛知県半田市屋岩滑東町1-69 |
電話番号 | 0569-23-7100 |
予算(ランチ) | 900円 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
休日 | 水曜日 |
駐車場 | 9台 |
タグ | スイーツ | カフェ・軽食・喫茶店 | 1人でもOK | カップル向け |
行き方(詳細) | 車で/知多半島道路「半田中央IC」を出て県道265号を右折、岩滑中町の交差点を過ぎて名鉄線の踏切を越え、住吉町2丁目の交差点を左折、橋の手前ユニーオイルのガソリンスタンドの脇を左折すると右側にあります。約8分。 電車で/名鉄河和線「半田口」下車、県道264号を左折、岩滑中町の交差点を左折、名鉄線の踏切を越え、住吉町2丁目の交差点を左折、橋の手前ユニーオイルのガソリンスタンドの脇を左折すると右側にあります。 |
行き方 | 名鉄河和線「半田口」徒歩7分 |
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