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寿司彩々 名代 吉祥

厚みのある新鮮なネタが絶品の握り、大将こだわりの一品料理。

こんにちは知多半島ナビです。半田市北部の乙川地区にある隠れた名店「吉祥」を紹介します。ここにお店を開いて19年、鹿児島出身の大将が知多半島の食材をはじめ、全国の旬の魚貝を使った握りや一品料理を出しています。大将の人柄と旨い料理で、地元のお客さんに愛されている名店です。

口取り、握り寿司7貫、茶碗蒸し、赤出し、デザートがついて1,200円(税別)のランチです。内容は季節により変わります。

まずは口取りをいただきます。今が旬の菜の花、筍、ウドのおひたしに自家製の胡麻豆腐。
まだ肌寒い日が続く3月ですが、菜の花をいただき春を一足早く感じます。筍は半田の隣、阿久比のものです。

この日の握りは、ヤリイカ、本マグロ、さより、カンパチ、ヒラメ、穴子、ズワイガニの軍艦巻の7貫。
見てください、このボリュームたっぷりのズワイガニの軍艦巻。風味豊かな有明産の海苔で巻かれています。
どのネタも厚みがあり、魚の美味しさがしっかり味わえます。特にこの本マグロの赤身は絶品です。
ガリは市販のものを味抜きし、お店で漬け直すという手間をかけたもの。ひと味違います。

お醤油はこの地方のものと土佐のもので大将が作った合わせ醤油。
醤油皿は常滑焼で、お店の8割くらいの器は常滑焼で、大将が常滑のセラモールで選んだ器です。
ほのかな甘さと土佐醤油の鰹風味も活きていてコクのある味です。
ヤリイカの隠し包丁、大将の細かい細工が美味しさをより引き出します。

地元半田の玉子を使った茶碗蒸し、岡崎の八丁味噌の赤出し、デザートは知多半島で今が旬のイチゴ。4L〜5Lほどの大きな章姫がまるごと一個。ランチは予約がなくてもいただけますので、いつでもお気軽にお召し上がりください。握り寿司は本当に美味しいです、自信を持っておすすめします。


昼間は窓から外光が差し込む明るいカウンター。

お店に入ってすぐの8人が座れるカウンターは、ネタケースの新鮮な魚貝なども見られ、大将との会話も楽しめるスペースです。

カウンターのショーケースには美味しそうなネタがずらり。
手元には常滑焼の醤油皿がセットされています。
こちらのお店ではゲタとバランの二重使い。
大将と距離が近いのでいろいろ聞けてうれしいです。

プリップリの車海老、美味しそうでしょう。こちらのシャリは地元の阿久比米を使い、酢は半田ミツカン酢の白菊を使用。また、知多半島のブランド牛「知多牛」の握りもいただけます。予算を最初に言えば、その範囲で美味しく食べさせてくれるので安心です。



地元半田市にある内藤養鶏場の新鮮な玉子を使った玉子焼き。写真でその美味しさが伝わらなかったら、ぜひお店で注文してください。


カウンターショーケースの横にあるこのビン。これ、乾燥させたふぐのヒレが入ってます。見てるとヒレ酒が飲みたくなってきます。


カウンターの奥にはお酒が並び、常連さんのキープボトルも並んでいます。日本酒、焼酎いろいろあり、もちろん半田の蔵元「中埜酒造」の国盛もあります。


中でもおすすめは大将の出身地、鹿児島の芋焼酎「吉祥」。これはお店の名の「吉祥」を銘柄にしたオリジナル品。このお店でしか飲めない焼酎です。写真は二升五合の陶器でできた瓶。


鹿児島で有名な天降川(あもりがわ)焼の陶器でできた瓶です。
二升五合は「益々繁盛」の語呂合わせで、商売繁盛の縁担ぎです。
店内にはこんなポスターも貼られています。取り寄せたい方は大将にご相談を。

一品料理も大将のこだわりを感じる極旨の逸品。

日本料理もいただけるこのお店にはいろいろな一品料理があります。今回はこの時期が旬のあさりを使った一品をいただきました。

まずは「あさりの酒蒸し」750円(税別)。
旬なので身が大きくプリプリです。
汁が注げる器になっているのが嬉しいです。
あさりの出汁がよく出て最高に美味しいです。

こちらは「串あさり」。大きめのあさりを串に刺したものを焼いていただきます。この地域では昔から食べられている郷土料理のひとつです。今では大きなあさりの収穫が減少していて、地元でもあまり食べられなくなりました。仕込みにも手間がかかるので、時価になりますがだいたい一串1,000円くらいでいただけます。


こちらは富山産のホタルイカ。甘口の酢味噌でよく食べますが、こちらのお店では少し辛めの味噌でいただきました。お酒の肴にピッタリの一品です。600円(税別)


もうひとつ絶対におすすめしたいのがこちらの「胡麻豆腐」500円(税別)。胡麻豆腐は大将が自ら作っていて胡麻の風味が高く、濃厚な味わいです。
上に乗っているのはウニ。胡麻豆腐の濃厚な風味とウニの濃厚なコクが、お互いを引き立たせて一口で幸せになる味です。

吉祥オリジナルメニューを紹介します。

吉祥のオリジナルメニューのひとつ「からすみ蕎麦」1,200円(税別)。冷やした蕎麦にからすみの粉がたっぷりかかった珍しいお蕎麦です。

このからすみは市販のからすみではなく、大将が直接兵庫までボラの買い付けに行き、自らからすみを作っています。他にくちこも作っていて、「一反くちこ」の名で商標登録もして販売もしています。購入はこちらのお店でしかできません。


そのからすみを乾燥させ、粉末状にしたものがこのからすみ粉。これも大将の手作りで、「からすみ蕎麦」にはこれが大さじ3杯ほどかかっています。それにしてもこんな量、見たことないです。


食べ方は、からすみ粉と刻み海苔をまんべんなく蕎麦に絡むように混ぜます。すると粉状だったからすみが溶けて蕎麦に馴染んできます。
馴染んだからすみ粉は半液体状になりズルズルと蕎麦がたべやすくなります。からすみの味と風味が残り、味わったことのない美味しさです。

こちらも吉祥オリジナルメニューのひとつ「吉祥巻」1,000円(税別)。常連さんに愛され続けている吉祥の人気メニューです。

おぼろ昆布で巻かれた寿司の中身は、海老、椎茸、穴子、玉子、しそが入っています。この他にも大将こだわりのメニューはたくさんあって紹介しきれません。夜は会席コースも3,000円からあり、予算は相談に応じていただけますのでお問い合わせください。


座敷もあり、30名くらいまで団体も予約できます。

こちらは4人用のテーブルが2卓ある座敷。
一枚板の立派なテーブルは重くて動かせません。
こちらは入口すぐの掘りごたつ式の座敷。10名まで座れます。
入口を入って目に飛び込む大きな壷は中国の骨董品。宴会場は2階です。

おまかせやおすすめメニューが貼られています。
カウンターの上にも料金が書いてあるので安心。
大将の故郷である鹿児島の装飾もあります。

入口横の屋外にある庭。
商い中の看板。
お店の看板。

お店の入口はこんな雰囲気です。
店前の駐車スペースの他にも駐車場があります。

いかがでしたか、「寿司彩々 名代 吉祥」さん。場所は駅から離れていて徒歩で行くのは大変です。最寄りのバス停がありますからそちらをご利用ください。場所は分かりやすいと思います、老人保健施設ゆうゆうの里の目の前にあります。タクシー利用の場合は「老人保健施設ゆうゆうの里」を目指してもらえば分かりやすいです。入口は高級な感じですが、お値打ちな料金で楽しめるお店です。本当におすすめしたいお店のひとつです。 知多半島ナビでした。


名称寿司彩々 名代 吉祥
ひらがな読みすしさいさい なだい きっしょう
住所愛知県半田市南大矢知町3-106-5
電話番号0569-28-6808
予算(ランチ)1,200円
予算(ディナー)3,000円
営業時間11:30~14:00、17:00~22:00
休日木曜、第3水曜 
駐車場10台
タグ和食 | 寿司 | 1人でもOK | 家族向け | 団体向け
行き方(詳細)電車で/名鉄河和線「知多半田駅」から知多バス上池線「緑が丘行き」に乗って、「南大矢知町」バス停下車、進行方向に向かって次の信号を左折、左側にお店が見えます。約30〜40分。(老人保健施設ゆうゆうの里が目印です)
車で/知多半島道路「阿久比IC」を出て県道46号を右折、しばらく道なりに直進、「東生見町」交差点を右折、道なりに進み「上池町」交差点を直進、2つ目の信号を右折、左側にお店が見えます。約15分。
行き方南大矢知町バス停から徒歩3分
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みんなのクチコミ

kamikami ( 2014-05-21 10:54:16 )

ここでお寿司を食べたら、もう他のお店に行けなくなります。







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