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お寿司の楽しみ方

お寿司屋さんのカウンターでの楽しみ方教えます。

こんにちは知多半島ナビです。今回はカウンターでにぎり寿司を食べたい方に、そのマナーや楽しみ方をご案内します。協力していただいたのは半田市にある寿司会席 真砂本店さん。何と言ってもカウンターでの醍醐味は、人肌で口に入れると溶けるようなシャリ、大将との会話、3,000円ほどで楽しめる安心感。回転寿しや宅配寿司とは違う、本物のお寿司をぜひ一度お楽しみください。

初めてカウンターでいただくとなると、分からないことだらけだと思います。でもそれは何も恥ずかしいことではありません、誰でもそうです。分からないことは何でもお店の方に聞いてかまいません。むしろそうしたコミュニケーションをすることもカウンターでいただく楽しみのひとつです。


まずカウンターのどこに座ればいいのかというと、もちろん座りたい所に座ればいいのです。今日のネタや旬のネタなどを聞いたり、職人さんの手さばきも楽しめるのが真ん中の席。空いていれば遠慮せず真ん中の席に座りましょう。


お店としても常連さんでお酒と肴しか召し上がらないお客様よりも、初めてのお客様で美味しくお寿司を楽しんでもらう方が嬉しいものです。


さて注文ですが、お寿司屋さんで見かけるお品書き。その日に出せるネタが書いてあります。書いてないもので食べたいものがあれば遠慮せず聞きましょう。


ところで、値段が気になりますよね、そんな時は最初に予算を伝えましょう。好きなものや嫌いなもの、お腹いっぱい食べたいなどを言えば予算内で出してもらえます。


参考までに、ここ真砂本店さんなら、5,000円もあれば十分楽しめます。もちろんそれ以下でも大丈夫です。それなりに満足していただけるようにお店が考えてくれます。


食べる順番ですが、淡白な白身系から始まり、だんだん濃い味にするのが基本と言われています。間に軍艦巻き、貝、玉子などを挟み、最後に巻き物や椀物でしめるのが一般的です。


ですが、決まりではないので食べたいものを食べたい時にいただいてかまいません。分からないうちは、おまかせで頼みましょう。美味しくいただける順番で出してくれます。


ちなみに真砂本店さんでは、花1,500円(税別)(8貫セット)、月2,500円(税別)(10貫セット)、雪3,500円(税別)(12貫セット)のセットメニューがあり、これらをカウンターで通常の握りのように一握りずついただくこともできます。写真は雪3,675円のもので、花・月はネタの内容も変わります。

美味しくいただく最大の秘訣は、出された握りはすぐ食べること。

お寿司屋さんのお寿司が他のお寿司と違うのは、新鮮なネタもさることながら、一番の違いはシャリです。もちろん包丁の入れ方や握り方の技術もありますが、口に入れた時のお米の感じ方が全然違います。


こちらで使われているのは、地元阿久比町の阿久比米。シャリの温度はは37℃。これはお寿司屋さんのために作られた特別なお釜。下にお湯が張られていて37℃で一定に保たれています。この温度で握られたシャリは、口の中に入れると溶けて無くなるように感じます。


このシャリの感覚が味わえるのはカウンターでいただくお寿司だけです。回転寿しや宅配寿司では絶対に味わえません。一瞬に口いっぱいに広がって、次にネタ本来の味を感じます。ごはんがまったく邪魔せず、ネタの味が楽しめる感じです。


そのため、出されたものはすぐに口に入れるのが正解です。時間が経てば経つほどせっかくの美味しさが無くなっていきます。出されたものを放置するのは最大のマナー違反です。カウンターで食べる意味がありません。


お箸よりも手でいただくのが本来の姿。

握ってから時間が経った回転寿司や宅配寿司はお箸で掴みやすいですが、カウンターでいただく握りは手のほうがシャリが崩れにくく食べやすいです。ここはぜひ手でいただきましょう。


お醤油はネタの方につけるのが正解です。お箸では難しいですが、手なら簡単に漬けられます。そしてネタの方を舌に乗せる感じで口に放り込みます。これだけのことで味の感じ方が変わるから不思議です。


ちなみに軍艦巻きなどはガリを刷毛がわりに醤油をつけるといいです。使ったガリはそのまま食べましょう。他にも塩でいただく場合など、こうした食べ方もお店の方に聞けば教えてくれます。


あなごの一本握りのような女性は一口では食べられない場合も、頼めば2つに切ってもらえます。大切なのはコミュニケーションです、何でも聞いたりお願いしたりしてその時間を楽しみましょう。


カウンター初心者でも安心の真砂本店。

どうしても高級感のイメージがあるカウンターのお寿司ですが、本来は庶民の食べ物でした。今でもカウンター寿司のことを立ち食い寿司と呼びます。真砂本店さんはそんな気持ちを持ったお店です。


お寿司のネタはもちろん、お米も海苔も醤油も味噌も、地元知多半島のものを使っています。シャリに昆布や酒を入れて風味を出すなど、ご主人がひと手間かけた知多半島の味をぜひ一度ご賞味ください。


醤油は地元半田のキッコートミの醤油をベースにご主人がアレンジしたもの。醸造の町半田の風味が感じられます。


お茶は抹茶入りの煎茶の粉茶。抹茶のコクがあってしっかりした味は、お寿司によくあって本当に美味しいです。


カウンターでお寿司をいただくということ。

今や誰でも気軽に食べられるお寿司ですが、本当のお寿司とは何でしょうか。「和食」が世界無形文化遺産に登録された今、和食の代表と言ってもいい「寿司」に注目してみませんか。


江戸時代から培われてきた技や知恵、その後の職人さんたちの研究と努力。そうしたものが受け継がれてきたものが本当の美味しさではないでしょうか。日本の伝統文化と言ってもいいと思います。


その本来の日本文化である寿司をいただけるのはカウンターでいただく握り寿司だけだと思います。日本人でありながらカウンターで握り寿司を食べたことがないというのは悲しくありませんか。


回転寿司や宅配寿司も悪いとは言いませんが、ぜひ一度お寿司屋さんのカウンターで握り寿司をいただいてみませんか。贅沢した分、今までのお寿司の概念が少し変わりますよ。


今回は半田にある「寿司会席 真砂本店」さんにご協力いただきました。お店によっては考え方やルールが違うこともあるかも知れませんが、そういう場合は遠慮せずに聞きましょう。それはそのお店の味をより美味しくいただくための質問なのですから、お店にとっても嬉しいはずです。伝統の技とその地域の食材を活かした、日本を代表する本当の「寿司」の魅力を確かめてください。 知多半島ナビでした。


名称お寿司の楽しみ方
ひらがな読みおすしのたのしみかた
住所愛知県半田市北二ツ坂町2-15-3
営業時間11:00~14:00 17:00~22:00
休日木曜定休 
駐車場18台
行き方(詳細)電車の場合/名鉄知多半田駅から徒歩約20分。タクシーが便利です。
車の場合/知多半道路半田IC降りて左折。宮本町6交差点左折、宮池小西交差点右折すぐ左手。
行き方知多半島道路半田ICから車で5分
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