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陶芸体験処 晴光

熟練の伝統工芸士の手で作られた常滑焼の急須で、美味しいお茶をどうぞ。

こんにちは、知多半島ナビです。伝統工芸士による陶芸体験ができて、常滑焼の器で頂く喫茶もあり、常滑焼のショップもある充実のお店、「晴光」をご紹介しましょう。なかでも、伝統工芸士が一つ一つ作り上げた急須が豊富に揃っています。お気に入りを見つけて贅沢な”いっぷく”の一時を楽しんでみてはいかがでしょうか!

窯元ならではのオリジナル商品が揃ってます。

窯元「晴光」のオリジナル商品が手頃な価格で購入できます。どれも皆個性的で一癖あるんです(笑)
同じように見えてもどことなく味わいが違う、手作りの温かみがイイですね。きっと、お気に入りの一品に出会えますよ。ゆっくりご覧下さい。



普段何気なく使っている急須。職人さんの中でも作れる人が少なくなっているそうです。とても難しく、30~40工程を経て出来上がるんです。

まず、お店に入るとド~ンと急須がいっぱいあります。THE常滑焼の朱泥の赤い物から素敵な絵柄の物まで種類は豊富ですね。ここに並んでいるのは、伝統工芸士「梅原廣隆(陶号 二代目玉光)」さんの作品です。急須は実用品ではあるけれど、じっくり見てみると、とても美しいんです。色々お話を伺うと、知らなかった急須の世界に引き込まれました。一部ですがご紹介しましょう!
まずは、こちらから。


朱泥の”赤”が綺麗ですね。「常滑焼」と言えばこれを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。常滑焼の急須は酸化鉄を多く含んだ土で造る為、使用時にお茶のタンニンと反応して苦味がとれてまろやかになります。アクなども吸着してくれるので、お茶の味、色、香りが楽しめます。科学的なデータがちゃんとあるそうですよ。
そしてこの急須は、ロクロで成形した時の横縞模様が美しいですね!滑らかな質感と相まって、とても上品です。


同じ朱泥でも全く風合いが違います。どことなく中国の香りがするような・・・感じですね。細かい達筆な文字が彫られていますが、なんと般若心経なんですって・・・私には読めないけどありがたいですね(笑)。他にも、百人一首などもありましたよ。


赤と黒のグラデーション、ちょっとモダンですね。二種類の土を使っているのかなって素人の私は思いました。もしくは、色を付けているんだろうと。・・・全然違いました!
土は同じで焼き方が違うんだそうです。焼き方??って?
なんと、おがくずを箱に入れて焼く方法で、おがくずの中に埋まっている所が焦げて黒くなり、埋まってない所は赤くなるんですって!おもしろいですね♪なので割ってみると中は赤いんですよ。


この細かい彫り目が特徴の物を「飛びかんな」と言います。常滑伝統の技法の一つです。ヘラを飛び跳ねさせながら連続した削り目を付け仕上げをして行く技法です。
一つの急須に色々な種類の削り目の模様。さすが職人技です!

ちょっと見陶器には見えない様な、石材の様なこの風合い。これも常滑焼の伝統技法なんですね。
「藻掛け」と言います。海藻を巻きつけて焼成します。製法上、ひとつとして同じ柄になることはありません。まさか海藻で付けた模様とは、聞いてビックリでしょ!



絵付け職人さんによって描かれています。テーブルの上にちょっと置いてあると華やぎますね。焼き方によって色々な色に焼き上がるんですね。奥が深いんです、常滑焼♪


もうひとつ、職人技情報を。この急須の口、斜めにカットされていますね。はい、ここです!! お茶を注いだとき滴がたれない様に角度がちゃんと計算されているんですよ。熟練の職人さんの腕の見せ所です。




「薪窯」で焼かれた作品は一点一点違った表情を持っています。


今、ガスや電気窯で焼くのが主流です。薪窯で焼けた作品は、自然釉が掛かり美しいビードロ、緋色(火色)、はぜ石、焦げなど様々な景色を一つ一つ違う顔で作り出します。
約3日間、焚き続けると言う時間や手間がかかる為、薪窯商品はとても貴重で高価な陶器です。

窯の中でも置かれた場所でも色合いや模様が違ってくるんですって!!焼き上がるまでどうなるか分からないなんて焼き物の神様のみぞ知る!って事ですね♪


陶芸体験と喫茶もあります。


体験できるのは常滑焼のろくろ体験です。1回40分のコースで約1kgの土を使って作れます。
体験は予約制です。

詳しくはジャパンナビの「アクティビティ」の所に「晴光」の体験に関する情報が載っています。是非、興味のある方はそちらもご覧下さい。


喫茶コーナーは、お店の一角が小上がりになっていて、畳の上にちゃぶ台があります。器は勿論お店オリジナルの常滑焼。お茶するのにぴったりです。テーブル席もあります。ゆっくり過ごして見て下さい、常滑を感じながら・・。


お店は「常滑やきもの散歩道」にあります。



お店は「常滑やきもの散歩道Aコース」の途中にあります。散歩道の休憩処として、常滑焼の器でまったりお茶をするのも良し、ショッピングを楽しむも良し。常滑を存分に楽しめるのが「晴光」です。是非一度立ち寄ってみて下さい。

以上、知多半島ナビでした。


名称陶芸体験処 晴光
ひらがな読みとうげいたいけんどころ せいこう
住所愛知県常滑市栄町3-91
電話番号0569-34-2094
営業時間10:00~15:00
休日不定休 
駐車場4台
タグご当地名物・特産品 | 工芸品・民芸品 | 常滑焼
行き方(詳細)電車の場合/名鉄常滑線「常滑」駅を出て「常滑駅前」の信号を渡って左折、2つめの信号が「陶磁器会館」です。やきもの散歩道Aコースにあります。
車の場合/知多横断道路「常滑IC」を出て「常滑インター入口」交差点を右折、2つめの信号が「陶磁器会館」です。
行き方電車の場合/名鉄常滑線「常滑」駅から徒歩10分。
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