こんにちは、知多半島ナビです。築120年程にもなる古い農家の建物いっぱいに広がるワクワクワールドをご紹介しましょう。作家物の陶器や雑貨、一見すると「何に使うんだろう?」と思うような不思議な古物まで様々なモノが並ぶ「百貨店」なんです。クラシックカメラも扱っており、カメラ好きさんには有名なようですよ。 |
「やきもの散歩道」の途中にあるお店です。散歩道を楽しみながら向かいましょう。 |
電車でも、車でも「やきもの散歩道」の拠点は「陶磁器会館」になります。 まず、陶磁器会館内でこの「常滑やきもの散歩道マップ」をもらいましょう。 マップにはAコースとBコースの紹介があります。 KANDA百貨店はAコース沿いにあります。マップには載っていませんが、Aコースを順路と逆に周った方が近いです。 |
「陶磁器会館」駐車場からアーチ状の橋が見えます。写真左手の坂を上ってこの橋(いちき橋)を渡っていきましょう。 ちなみに「いちき橋」は大正時代に『くりぬき』で造られた橋だそうです。先に橋を造ってから下をくりぬいて道路になったんです。 |
いちき橋を渡ると常滑らしい「煙突」が見えてきます。 散歩道は景色も楽しめます。この辺りは映画のロケ地になったこともあるんですよ。 さて、しばらく歩いていくと白っぽい建物が見えてきました。こちらが今日の目的地。 古い農家の造りでしょうか、お家に入る前に大きな門があります。この門にもすでにディスプレイされている物が置いてありました。 |
タイムスリップしたような懐かしさの中に現代的な作品がある素敵なミスマッチが好奇心をくすぐります。 |
築年数が120年にもなる農家の建物を利用したショップです。 ビンテージ感たっぷりの風景の中にさりげなく現代の作品が配置されているのが面白い。外に並んでいる物だけで、すでに好奇心がうずうずしちゃいます。 中には、私の目では「錆びた何かの部品?」としか見えないものも置いてあります。もちろん、用途をお聞きしました。 一見ゴミの様に見えるものでも、実は芸大生さんなどがアート作品の素材に利用するんだそうです。 お役御免になった「物」に新しい命を吹き込んで再生する…使い捨てに慣れたこの時代に素敵な事ですね。 |
ご覧ください!何だかわからなかったのですが、一目でこの「ユル可愛い」感じに惹かれました。 常滑に工房を構える作家「ミヤチヤスヨ」さんの作品です。ファンが多いのも納得。 このユル可愛い子たちは「マラカスぼうや」と言います。 なんと、手に持って振ってみるとマラカスのように音が鳴るんです。 バリエーションが豊富で、カップの取っ手になっていたり、一輪挿しになっていたりと置物以外にもいろいろあります。この可愛さ、くせになりそうです。 |
中に入ってみると、ますますタイムスリップ感が満載でした。 カメラが好きな方には有名なカメラコーナーもご紹介しましょう。 |
古い額を見つけました。一つ一つを見ると色が剥げていたりキズがあったりするのですが、こうしてディスプレイされると味のあるインテリアにもなるんですね。 「古くなったものを再利用する」といっても、先程ご紹介した錆びた部品は毎日の生活の中での再利用は難しそうですが、使い方ひとつでこんなオシャレになる…こんな使い方は参考にできそうです。 |
建物や古いインテリアに囲まれた空間の中に現代作家の作品がある不思議。 |
デザインが可愛らしい常滑在住の作家、「魚谷あきこ」作の器。 古い中に新しい感じのする食器が自然に並んでいます。 |
中には「和」を感じる商品、和紙の作家「ハタノワタル」作の箱もありました。 外見は和紙の箱なのですがオイルで仕上げてあるので少々濡れても大丈夫なんです。 |
こんなに可愛い革製のボタンが並んでいます。(革作家saji作) |
作家物の器と空間のレトロさとの対比が面白い! |
晴三が作る日本てぬぐいは、クスッと笑えて可愛い図柄ながら、全て伝統的な型染めの一種「注染」なのです。 |
年代物のカメラがずらりと並んでいます。 今日も名古屋からカメラ好きのお客様お越しになっていました。お話を伺うと、カメラ好きさんの中では有名なんだとか。今はデジカメ主流ですが、フィルムのカメラが充実しています。 デジタルでは撮れない味わい深い写真が撮れるので、いまだにフィルムにこだわる方はたくさんいらっしゃるんです。 カメラ好きにはたまらない場所になっています。 昔、父親が持っていたなぁと懐かしく思い出しました。 |
最後に穏やかな空気を纏った店主さんをご紹介しましょう。 |
こちらが店主の神田さんです。 前述しましたが、なにしろ「百貨店」だけあって使用用途がわからないものや不思議なものをみつけることがありました。そんな時にも面倒くさがらずに丁寧に説明をして下さいました。全体の雰囲気が温かく穏やかな感じの方です。 海外からも時々お客様が訪れて、「買い物する⇔自分の作品を置いていく」といったこともあったそうです。それが後日、Facebookや地元(海外で)の新聞に知らないうちに載っていたことがあるとかで、自然な文化交流が起きているのが面白いと語ってくれました。 また、この百貨店自体が小さな「蚤の市」のようですが常滑には古い焼き物からオシャレ雑貨まで多種の魅力があることから、パリのような街作りができたら…と夢も膨らみます。 時間が止まったような不思議な空気が流れるお店でした。以上、知多半島ナビでした。 |
名称 | KANDA百貨店 |
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ひらがな読み | かんだひゃっかてん |
住所 | 愛知県常滑市栄町3丁目37番地 |
ホームページ | http://www.kanda‐hyakkaten.net |
電話番号 | 0569-34-4561 |
営業時間 | 11:00~18:00 |
休日 | 土日祝のみの営業になります。 |
駐車場 | 「陶磁器会館」をご利用下さい。(土日祝は500円) |
タグ | 工芸品・民芸品 | 常滑焼 | インテリア・家具 | お土産品 |
行き方(詳細) | 電車の場合/名鉄常滑線「常滑駅」下車、徒歩約10分 車の場合/知多半島道路からセントレアラインに入り、「常滑IC」で下車、約5分で「陶磁器会館」に着きます。駐車場はこの「陶磁器会館」をご利用下さい。(平日は無料、土日祝は500円) |
行き方 | 電車の場合/名鉄常滑線「常滑駅」下車、徒歩約10分 |
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