こんにちは、知多半島ナビです。 日本一の招き猫の生産地である、常滑。 街に点在するたくさんの招き猫たちが、私たちを温かく迎えてくれます。 「おいで、おいで」と、常滑の招き猫たちに吸い寄せられているのか、このノスタルジックな場所を訪れる人々が後を絶ちません。 そんな常滑のシンボル“常滑系招き猫”について迫ってみました。 |
常滑系招き猫とは? |
現代の招き猫のスタンダードとなっている、常滑の招き猫。 招き猫150年程の歴史の中では、新しいものなのだそう。 戦後生まれのこの招き猫は、半田市の乙川人形がルーツとなり、今のふっくらした優しいイメージの「常滑系」と呼ばれるものが出来上がっていきました。 |
昭和25年のことです。 その「常滑系」を完成させたのは冨本人形園の冨本親男さん。 「大きな耳」 「まあるい顔」 「大きな(垂れた)目)」 「金色の爪」 「三毛の模様」 「がっつりつかんだ大きな小判」 「二頭身のフォルム」 上記のような特徴を持った、常滑系招き猫の誕生でした。 |
そして常滑系招き猫は、高度経済成長期に日本を席捲していきます。 手起こし技法に変わる鋳込み成形を確立していき、海外輸出向けのノベルティ生産と向かっていきました。 時代の移り変わりにうまく合わせて、ここの地に根付いていきました。 今は、日本一の招き猫生産地となった常滑。 これから先もこのふっくら優しい常滑系招き猫は、この地に福をもたらしてくれそうです。 |
常滑で出会える常滑系招き猫 |
◎常滑やきもの散歩道 代表は写真左手、見守り猫「とこにゃん」 そして曲がりくねった路地をキョロキョロ歩くと、いろんな招き猫に出会えます。 分かりやすいものから、分かりにくいものまで! あなたはいくつ出会えるでしょう? |
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◎イオンモール常滑 世界最大級の常滑系招き猫「おたふく」 2015年12月にオープンした、イオンモール常滑内にある招き猫。 高さ6メートル50センチを誇るこの常滑系招き猫は世界最大級の大きさであり、この地を訪れた皆さんに多くの福を招いてくれるようにとの願いを込めて「おたふく」(お多福)を名付けられました。 |
縁結びの招き猫「おむすび」 この金の招き猫は常滑焼で作られており、左手を挙げた招き猫は『良縁』を招くと言われています。 左手の赤いハートマークがとてもキュートです。 是非触れてみて下さい。 店内に招き猫ストリートと呼ばれる場所があり、愛知県立芸術大学の学生さんの作品やとこなめ焼協同組合の皆さんの作品など、こちらでもたくさんの招き猫に出会えます。 |
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たくさんご紹介しましたが、何体見つけていただけるでしょう? 常滑の街には、他にもたくさんの招き猫がいます。 自分のお気に入りの一体を見つけて、願い事をこっそり耳打ちしてみては如何でしょう。 たくさんの方の願いが叶いますように…! 以上、知多半島ナビでした。 |
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