こんにちは、知多半島ナビです。
「国指定重要有形民俗文化財」であり、「近代化産業遺産」にも認定されている登り窯。常滑焼を語るには無視できない場所です。
隣接する「展示工房館」もご一緒にご覧くださいね。 |
さあ、何はともあれ「登窯」(陶栄窯)をご紹介! 昭和49年(1974年)まで実際に使用されていたものです。 |
やきもの散歩道Aコースの途中、風情のある工房や景色が見られます。登窯も、そんな散歩道の途中にあります。 1887年(明治20年)頃に築かれた窯で、1974年(昭和49年)まで使用されていました。 仕組みや歴史の書かれた看板があります。 さすが、重要有形民俗文化財! |
明治、大正、昭和と100年以上もの長い間、常滑焼を支えてきた窯です。 約20度の傾斜地に8つの焼成室を連ねた連房式登窯。細い小道を登って行くと、この登窯の回りを一周しながら窯の内部も見学できるようになっています。 自然に囲まれて静かな雰囲気は、まるで時間が止まっているんじゃないかと感じました。 |
はい、これこそが登窯の象徴である10本の煙突です♪ 下から見上げた様子は何とも言えない迫力でした。 よく見ると長さが違うのがわかるでしょうか。両側が高く中央が低い煙突は均一に焼くことができるようにという工夫なんですって! |
煙突の下には、小さな小窓があります。(写真左上) ここから覗くと登窯が段々に設置されている様子を上から見ることが出来ます。(写真中上) 右上の写真は、逆に下から小窓方向を見た様子。 登窯まわりの階段も常滑焼の製品を利用したものでしたよ。 |
「遠い昔」ではなく、お父さん、お祖父さん世代まではこの登窯が使用されていたって思うと不思議な気持ちがしました。 ずいぶん昔の歴史を感じるような雰囲気を持ちながら、ともすればまだ窯の熱さが想像できるような…。 昔ながらの姿を保ちながら後世に残したい「近代化産業遺産」に認定されるのも納得です。 |
隣接した「展示工房館」では、登窯で焼かれていた物や、常滑焼についての情報がたくさんあります。絵付け体験も出来ますよ♫ |
昔の窯の入り口がありました。 中には、当時そのものの様子が残されていたり登窯で焼かれただろう大きな焼き物が並んでいました。 「エゴロ」「だんま」「焼台」「口号」などの聞いたことがない用語の説明も一つずつわかりやすく解説があります。じっくりと読んでみると、意外と面白いんですよ。 |
実際の大きな窯の中に入るだけでもここへ来た価値があるんじゃないでしょうかね♫ 昔の人の知恵や工夫も肌で感じることが出来ます。 さて、展示工房館の中では常滑焼の作家さんの作ったものが並べられていて購入することもできます。 食器、器のようなものから下の写真のように可愛いものも♡ |
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最後に「常滑市登窯広場」を忘れずに紹介しなくちゃ~! 散歩道の休憩にも最適です。 |
招き猫の「顔ハメ看板」もこの大きさ!! 猫ちゃんの顔や柄がとてもリアルで面白い。 THE TOKONAMEって感じじゃないですか?(笑) もちろん、撮影スポット~♡ 今、顔ハメ看板が若者の間でもブームなんですよ♪ |
さて、水琴窟ってご存知でしょうか? 水を落とすと、地中に埋められた空洞の中に水滴を落下させ、その際に発せられる音を反響させる仕掛けで…なんと表現したらいいのかわからない癒される音が響きます。 ここの水琴窟は写真左下のボタンが見えるでしょう、これを押すと水が出てくるので柄杓ですくって自分の手で水を落とします。 落とし加減でいろいろな音が~♪ 大の大人が三人で、ワイワイと遊んでしましました。 |
小さな四角錐のタイルでぎっしり埋められた壁画。タイルの色を変えているので見る方向で違う模様が浮かび上がります。撮影時にも、子供たちが不思議そうに行き来しながら模様を確かめる様子が見られましたよ。 あたりまえなんですが、タイルって焼き物なんですよね(笑)改めて気が付きました…。 広場の中には海外の作家さんが作ったオブジェが置かれています。 |
この広場の真ん中に大きく設置されたこのオブジェ。 広場のシンボルですね。 やきもの散歩道の途中、休憩したいと思った頃にちょうどたどり着くんじゃないかな~って思いますよ。 リフレッシュポイント、登窯広場です。 以上、知多半島ナビでした。 |
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