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島の駅 SHINOJIMA

新しくなった、篠島の玄関口。

おんべ鯛としらすの島、篠島。平成26年春、篠島渡船ターミナルが『島の駅 SHINOJIMA』として、リニューアルオープンしました。島の駅内には、篠島観光協会直営の売店があり、ここでしか手に入らない篠島特産品お土産や、軽食処では、名物しらす丼も味わえます。

篠島までは、師崎からほんの10分の船旅。

篠島は、知多半島の先端から約3km の沖合に浮かぶ、1周8km の小さな島です。三河湾と伊勢湾の潮流が交じり合う場所に位置する為、豊かな海の恵、魚介類がたくさん水揚げされています。
すぐ隣には、日間賀島があり、両島ともに多くの観光客が訪れます。
港のある、知多半島の南端、幡豆岬から眺めてみても、どれだけ近いかは、一目瞭然。


師崎港は、知多半島の南端にあります。古くから、漁業が盛んな街です。
ここから、日間賀島、篠島に向けて定期便が出航しています。写真の海上高速船をはじめ、フェリーも出ています。


あっという間に、篠島へ到着。

高速船に乗って10分。すぐに篠島に到着です。
昔から伊勢神宮との関係が深く、三節祭には干鯛(おんべ鯛)の神饌が行われます。おんべ鯛はこのすぐ左側の神社で作られます。
また、伊勢湾ではフグが多く水揚げされ、冬の味覚として人気ですね。
豊富な海の恵の証でしょうか。


道の駅ならぬ、「島の駅」。
記念写真は、お約束の顔出し看板。
地元の漁師さんです。
わかりやすい案内看板もあります。

日の光をいっぱい取り入れた、ゆったりとしたスペース。

島の駅の中に、切符売り場があります。
師崎行、日間賀島行、河和行が20〜30分おきに出航しています。
勿論、出航前にはアナウンスが流れるので、乗りそびれる事はないかと。
観光案内所もあります。困ったときは、ここにくれば問題は解決。
各種パンフレットもそろっています。
貸しロッカーも常設。でも、ちょっと少ないかな…。

ゆったりとしたロビーは、ふんだんに外光が取り入れられています。
篠島の風物詩が、切り絵によって紹介されています。切り絵は南知多町在住の切り絵作家、山崎修氏によるものです。

お土産売り場だけではなく、イートインのコーナーもあります。
まずは、何をいただきましょうか。


篠島のイメージキャラクターは、「しらっぴー」。
シラスのラスク。これは珍しい味でした。
定番のおせんべいにも、シラスがいっぱい入ってます。

こんな商品もあります。
高校生のアイデアで、昔ながらの佃煮が新たな味わいと食感に生まれ変わりました。
ピリ辛がくせになりそうな、「篠島しらすつくだ煮と明太子のごはんじゅれ」。
シラスの佃煮は、人気の商品。ご飯がすすみますよ。
勿論、試食もあります。

縄文時代から、島での暮らしは始まっていました。

ロビーの一画には、篠島から出土した、縄文時代の品々が展示してありました。お隣の日間賀島と同じく、縄文時代から人々は島で生活していました。やはり狩猟の対象は、魚介類が中心だったみたいですね。


島で一番古い遺跡は、縄文時代早期(約9,000 年前)。
神明社貝塚は、4,000年前の遺跡。神明神社の工事中に発掘されました。
塩を作る時に使用した土器です。

自転車でのんびり、島を一巡り。

人気のレンタサイクル。
歩いて一周するもよし、自転車を使うのもよし。のぉ〜んびりどうぞ。ちっちゃな島でも、見所は、満載。自然を楽しみますか?歴史巡りを楽しみますか?それとも、美味しいもの?


あちらこちらにある、「島弘法」。
全部制覇してみますか?
100以上あるかな…。
自由律俳句の代表と称される、種田山頭火の句碑。旅とお酒を心から愛した昭和の芭蕉。
サンサンビーチ。夏は海水浴客で賑わいます。

「帝の井」。後醍醐天皇の皇子義良親王が暴風雨 に遭い篠島に漂着、この時堀あてた井戸といわれ,愛知用水がひかれるまで島民の飲料水となっていました。
「清政の枕石」。城造りの名人と云われた加藤清正が、名古屋城築城の際切り出した岩。大きすぎて運べなかったらしい。
日本の夕陽100選に選ばれた「松島」

今年は20年に一度の御遷宮の年。(平成27年)

古来より篠島は、伊勢神宮とのつながりが深い場所でした。
近世以前、篠島は伊勢の国に属していました。神々の食事のため、古代より篠島で調製した御贄干鯛(おんにえひだい)が御神饌(ごしんせん)として神宮に奉納されてきました。
篠島から伊勢神宮に向けての遥拝所として、古くから鳥居が設けられていましたが、昭和30年代に倒壊して以来絶えていた鳥居を今回、下賜(かし)された古材を使って再現されました。
同時に、老朽化のすすんでいた展望台も取り壊し、あらたな見晴し台が作られました。伊勢湾を一望する眺めは、絶対のおすすめですよ。牛取公園と呼ばれているこの場所、今年から「太一岬(たいちみさき)」の愛称がつけられ、展望台も「きらきら展望台」と命名されました。


伊勢神宮式年遷宮の翌々年、御古材が下賜(かし)され、地元大工により削りだされ、ここ神明神社の社殿として蘇ります。
そして、神明神社の古材によって八王子社の神殿が造営されます。
さらに、八王子社の古材は、神明神社、八王子社の末社、十二社、山の神等の祠として生まれ変わります。因に今回使われる古材は、昭和30年の遷宮のさい下賜されたものです。

篠島のマスコットキャラクター “しらっぴー” 。
しらっぴーは篠島で活躍しているシラスの妖精。男の子です。因に、“しらっぴーな” って彼女もいます。一見おっとりして見えるが漁師町に育ちチャキチャキとした性格で、歴女でお祭り好きらしい。
島の駅をはじめ、篠島のいたるところで、しらっぴー&しらっぴーなを見る事ができます。運が良ければ、本物にも遭遇できるかも…。
のんびりとした、島ライフを満喫しに来てみませんか。


名称島の駅 SHINOJIMA
ひらがな読みしまのえき しのじま
住所愛知県知多郡南知多町大字篠島字浦磯1-1
ホームページhttp://www.shinojima-archi.com
電話番号0569-67-3700
タグシービュー | 眺望を楽しむ | サイクリング | 釣り | 海水浴・マリンレジャー | ギャラリー
行き方師崎より海上船、フェリーで約10分。
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