住宅地の中にあるお店には、ここで焼上げられた煎餅の数々が売られています。贈答用の箱詰めや袋詰め、単品での販売もされています。好きな時に、好きな分だけ買える。お店の心配りが感じられます。

どのお煎餅もおいしそうで気になってしまいます。通信販売でも買う事ができます。

お店の中で、おせんべいは一枚一枚丁寧に焼かれています。

お店の中には、どこからか香ばしい匂いがただよってきます。
それもそのはず、お店の隣には工房があります。原材料の海老の殻むきから、焼き、袋詰めまですべてここで行われます。
香味庵では機械による大量生産ではなく、丹精込めた一枚つづの手焼きにこだわっています。また素材の持ち味、香りを活かすためにつなぎ粉はほんの少ししか使いません。しかも澱粉は精選された北海道産のじゃがが使われています。またここの最大のこだわりは、食用油と化学調味料を使わない事でしょう。その為酸化が防げて、風味を損なう事なく美味しく食べる事ができます。

地元伊勢湾、三河湾で獲れるアカシャエビ。お煎餅の原材料です。

一尾づつ、丁寧に手でむいていきます。

機械で細かくすりつぶしてペースト状にします。ほんの少しのつなぎ粉を加えるだけで、化学調味料や食用油は使いません。

お煎餅の元ができあがりました。これを丁寧に何度も何度も焼上げます。

ガス台の上には焼き台が並びます。完全な手作業です。

慣れた手さばきで、焼き台の上に素材がのせられて行きます。

一度焼かれた煎餅の粗熱をさまします。そして再び焼き台でやかれます。

手焼きにこだわる香味庵では、油は使いません。お煎餅の酸化を防ぐ為の大切なこだわりです。一枚一枚、何度か丁寧に焼きを重ねます。

エビの香りと、こんがりとした美味しい匂いと供に完成しました。内緒ですが、できたての温かいのをいただきました。間違いなく美味しい…。

こちらは、エビをそのままの形でお煎餅に焼く準備。

こんがり焼き上がったお煎餅を袋に詰めます。これも１つ１つ丁寧に手作業でした。

頭からパリパリいただけます。エビ味噌も重要な味の決め手です。

商品あれこれ。納得の品ばかりです。

海鮮ミックスと、彩り。香味庵の色々な味が楽しめるのが嬉しい。

中丸姿焼。イイダコやホタテ、エビなどが一緒に焼かれています。いか生地とかのりの入った生地の物もあります。それぞれ素材の風味が生かされています。

中丸姿焼、その２。アサリ、ホタテ、海苔生地にエビ。

甘エビ姿焼と甘エビべっ甲。刺身用の甘エビを焼上げています。足のパリパリ感がたまりません。

素焼きしたイカを砂糖醤油で二度焼きしてあります。イカの風味が食欲をそそります。

イカ焼きはもう一種類あり。足を素焼きにしてあります。

玄米、ひじき、生のりのはいった一口サイズのお煎餅。

芝えびが丸々入っています。エビの風味満載のまさに海老煎餅。

こちらは白えびが丸々一尾。

大人気、えびせんべいのしゃぶしゃぶ。

えびせんべいのしゃぶしゃぶって何だろう？ほとんどの人がそう思うでしょう。ぜひとも一度試してみて下さい。納得の新感覚生せんべいです。

薄く作られた半生せんべいを、普通のしゃぶしゃぶの要領でだしの中をくぐらせます。濃厚なエビの香りが口の中いっぱいに広がります。口当たりも程よい柔らかさ。これは、美味しい。

生野菜巻きもおすすめです。具によって色々な味が楽しめるのは言うまでもありません。自分に合った最高の味を探してみて下さい。

お店は、住宅街の中。

知多半島道路、南知多出口でおります。この信号を右折します。

一つ目の信号を半田・野間方面へ左折。１km程直進します。

一つ目の信号をすぎたあたり、左側に見えてきます。

伊勢湾、三河湾を望む豊かな自然に恵まれ海の幸の宝庫であるこの地で、古くからえびせんべい作りが盛んに行われてきました。時代とともに生産の機械化も進み伝統の味が失われつつもある中、昔ながらの本物の味を届けたいと、熱く語ってくれた、店長の杉浦さん。４０年にわたり、えびせんべい作りに携わってきた環境の元に育った杉浦さんだからこその想いをお煎餅に閉じ込め、最高の味を届けてくれます。因に商品開発は、お父様による試行錯誤の賜物。中には世に出せない様な代物もあったとか。お煎餅に並々ならぬ愛情を感じました。心あたたまるのは、やっぱり心のこもった本物なんですね。