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義翠窯

常滑焼定番の急須からカワイイ置物や小物まで。色々揃うギャラリーです。

こんにちは、知多半島ナビです。常滑やきもの散歩道Aコースの途中にある陶芸体験のできるお店「義翠窯」をご紹介します。ここだけのオリジナル商品がいっぱいあります。是非、お気に入りを見つけてみてはいかがでしょう♪

お店の正面には「陶芸道場」と書かれた看板が!


「義翠窯」は伝統工芸士 近藤義翠さんが伝統と技を伝えながら、陶芸の面白さを楽しんでもらう為に開いた陶芸道場です。予約なしでも体験できます。”道場”って響きが本格的っぽくてイイですね☆ 取材時も3人の方達がロクロを回していましたよ。とても和やかに、楽しそうに、そして真剣に集中して作っていました。先生も丁寧に優しく教えてくれますから、初心者でも大丈夫ですよ!興味のある方、是非どうぞ。詳しくは「ジャパンナビ」の「アクティビティー」に体験の様子を取材した情報が載っています。そちらもご覧下さいね♪

また、近藤義翠さん自身の作品も展示販売しています。さらに奥様の近藤てるみさん(常滑陶彫会所属)のカワイイ作品も!今日はこちらを沢山ご紹介します!


まずは、常滑焼伝統の急須から。

「般若心経」
般若心経がびっしり彫られています。一文字一文字、彫り師の手によって刻まれています。今では彫り師さんが本当に少なくなってしまったそうで、なかなかこの様な繊細な作品は貴重な物になっていくのかもしれないですね。残念です。
「朱泥山水」
こちらも細かいですね!見事な職人技です。


他にもロクロで生み出された色々な急須がありますよ。一つお気に入りを選んで、自宅でゆっくりまったりとした贅沢なひとときを過ごしてみてはいかがでしょう♪


←こちらの急須、分かります?どんぐりと背比べしてみました。どんぐりが大きいんではないですよ!急須が小さいんです!!これも勿論、ちゃんと急須です。オモチャじゃないですよ!可愛い♡



こちらは、朱泥の急須とお湯呑みですが、表面をじっくり見てみて!白いつぶつぶがあるのがわかりますか?粘土に粗い砂の様な粒子を加えることで器の表面が梨の皮の様にちょっとざらついた状態に仕上がっています。常滑焼伝統技法の一つで『梨皮』と言います。一度手に取ってみて下さい。ザラっとした感触が魅力的です。


さあ、ここで問題です。右の写真はなんでしょう?ヒントは三本の縦の切り込みですよ!


正解は急須です!そうなんです、これも『絞り出し』と言う急須なんですね!写真の様に少し蓋を傾けて注ぐんです。とても単純な形をしてますが、お茶の本当の美味しさを味わう為には最適なんですって☆お茶好きさん達に人気があるんです♪
本格的にお茶を楽しみたいのなら、是非、一つはこの『絞り出し』を持ってみてはいかがでしょう。



ピンクと紫の色合いでマーブル模様が綺麗なカップや急須。『練り込み』と言うこれも常滑焼伝統技法で作られています。ただ、普通の『練り込み』は三種類の異なる土を使って作るのに対して、ここ義翠窯オリジナルの方法で作られているんです。一種類の土に顔料を混ぜて作るんです。だからこんなにも綺麗な色彩なんですね!

色だけでなく、形も一つずつ個性豊かで遊び心も満載です。手作りの良さをあらためて感じちゃいました♪


お店には器でけではなく”カワイイ”ものがいっぱいです♡♡

置物やカワイイ小物は奥様の近藤てるみさんの作品です。素朴で暖かみのある表情に癒されます。
一見、粘土細工のようですが、焼き物なんです。土の塊は焼くと爆ぜてしまうのだそうで、壷や器のように中は空洞なんです。土をひも状にして作る『手びねり』と言う技法で根気よく手廻しロクロをくるくる回して作り上げるのです。カワイイ顔の奥には大変な作業と努力があったんですね!これも職人の技ですね。




遊び心も満載です。カップの取っ手がゴリラだったりワンちゃんだったり!右→の写真の様に植物を植えてみてもいいんですね。参考になります♪
上↑の写真のひつじさん、いい表情してますね~!そして羊毛の感じ凄くないですか?モフモフ感がハンパないでしょ!これなんと、あるキッチングッズで作ったんですって。クイズにします?じゃあ・・・ってでももう答えちゃいますね!『ニンニク絞り器』なんです。てるみさん曰く、「キッチン用品は使える!」そうです。アイデアですね~☆



この色鮮やかな急須、どうですか?素敵じゃないですか!!これは急須を義翠さんが、絵付けをてるみさんが行った合作なんですね。ただ絵を描いてあるだけでなく、輪郭は彫ってあるんです!じっくり見てみて下さい。細かい所まで手間をかけているんですね。


お店の外にもいっぱいあるんです!

植木の中に大きな急須。やきもの散歩道ではなぜかしっくり、風景に馴染んでます。ちなみに売物ですよ。
和みます~♡
壷や急須やお地蔵さん。こんなお庭も素敵かも!

お店の前にはカワイイにゃんやブタさんの置物や、器が無造作に並んでいます。その様子はやきもの散歩道を歩く皆さんを和ませていますよ。必ず足を止めて楽しそうに見ていきます。こんな商品の見せ方ってお店のご主人や奥様の人柄が出ますよね、素敵なご夫婦ですよ!


おなかいっぱいに日差しを浴びて気持ち良さそうでしょ♪
太陽にむかって吠えろ!ってね☆
器も外で見るとまた違った趣ですね。お庭でお煎茶を飲みながらまったりなんてどうでしょう。

まだまだお見せしたい物がありすぎて・・・少しでも気になったのなら、是非、来てみて下さい♪




「義翠窯」は常滑やきもの散歩道Aコースの途中、とても見晴らしの良い高台にあります。お店で作品を眺めていると「陶芸」って自由なんだなって気付きました。どういう物を作るかイメージを大切に作ればいいし、使い方も自分流に楽しむ事が大事なんですね♪近藤さんご夫婦と色々お話をしましたが、とっても気さくでしたよ。
また、てるみさんの作品は常滑の街の中の色々な場所にあります。ポストの上、橋の欄干の上、常滑駅前等々。常滑駅から陶磁器会館へ向かう途中の「とこなめ招き猫通り」にも「縁結び猫」が見られます。出会えるといいですね!

以上、知多半島ナビでした。


名称義翠窯
ひらがな読みぎすいがま
住所愛知県常滑市栄町4-39
ホームページwww.toko.or.jp/gisui/
電話番号0569-34-2736
FAX 0569-34-2736
営業時間8:00~17:00
休日無休 
駐車場「常滑やきもの散歩道」の駐車場をご利用下さい。
タグご当地名物・特産品 | 工芸品・民芸品 | 常滑焼
行き方(詳細)電車の場合/名鉄常滑線「常滑」駅を出て「常滑駅前」の信号を渡って左折、2つめの信号が「陶磁器会館」です。やきもの散歩道Aコースにあります。
車の場合/知多横断道路「常滑IC」を出て「常滑インター入口」交差点を右折、2つめの信号が「陶磁器会館」です。
行き方常滑市陶磁器会館より徒歩5分。
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