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丸ヨ青木商店

創業明治41年(1908年)の老舗漬物店

こんにちは知多半島ナビです。今回紹介するのは武豊の老舗漬物店「丸ヨ青木商店」です。全て国産野菜でひとつひとつ手間をかけて作られる漬物は、昔懐かしい日本の食卓の味を思わせる本物の一品です。

現在、武豊にたった一軒残る創業百余年の漬物屋さん。


この知多半島は酒、酢、味噌、醤油などの発酵食文化が栄えた地で、漬物生産も昔から盛んでした。ここ武豊でも丸ヨ青木商店をはじめ10軒ほどの漬物屋がありましたが、現在残っているのは丸ヨ青木商店ただ一軒です。


たくあん用の大根を生産する農家も減り、製造過程も近代化が進み、安い外国産の素材が主流になり、漬物製造も大手メーカーに集約されていきました。そんな中、今も国産野菜にこだわり製造しているのが丸ヨ青木商店です。


現在の丸ヨ青木商店の工場。
丸ヨ青木商店は漬物の製造・卸問屋です。

食事の主役ではないが、最後の印象を残すのが漬物。


どんなに美味しい食事でも、最後にいただく漬物とお茶が安物ではガッカリです。添え物だからと漬物を軽く考えているお店も少なくありません。決して主役ではありませんが、食事全体の印象を変えてしまうかも知れないのが漬物です。これが丸ヨ青木商店の漬物に対する考えです。


この地方では昔から有名な「武豊たくあん」。

武豊沢庵 110g 250円(税込)


武豊たくあんは古くから知られていて、どちらかというと高級たくあんとして有名です。丸ヨ青木商店では、無着色、一本漬などがあります。どれも味、歯ごたえが「これぞたくあん!」という本物のたくあんです。

干し大根を原料に、噛めば噛むほどに味わいが出てくるたくあんです。お茶漬けに合いそうです。


ちなみに、たくあんって二切れで出ることが多いと思いませんか。これには理由があって、一切れは「人斬り」、三切れは「身を切る」など縁起が悪いということ。日本の細やかな食文化、後世に世界に伝えたいですね。


知ってますか、「お新香」と「お古香」の違い。

「お新香(おしんこ)」とはいわゆる浅漬けの類いで、お祝いなどの晴れの日に出される漬物。それに対して「お古香(おこうこ)」は何ヶ月も熟成させて作る保存食で、日常食する漬物です。しかし、手軽にいただけることもあって「お新香」が日常的に食べられるようになり、「お古香」という言葉さえ使われなくなりました。


こうした昔ながらの日本の食の伝統や文化・作法など。「和食」が世界遺産に認定された今日だからこそ、日本人である私たちは忘れないようにしたいものです。たかが漬物、されど漬物。若い世代の漬物離れが広がっていますが、世界に誇れる「和食」として、漬物を見つめてほしいと思います。


愛知県の郷土野菜「かりもり」は夏の伝統漬物。


夏野菜のかりもり(堅瓜)は古くから愛知県で作られ続けている郷土野菜です。新粕を使って漬けたかりもり粕漬は、青いまま食べていただく丸ヨ青木商店のオススメ商品です。シャキシャキした食感で、冷たい麦茶でお茶漬けにするとさらに美味しい、夏にぴったりの漬物です。

かりもり粕漬 半割入 350円(税込)
着色料・保存料・化学調味料無添加。純国産塩のみえ尾鷲海洋深層水塩を使用しています。


丸ヨ青木商店のHPではネット販売もしてます。

丸ヨ青木商店では今回紹介している商品の他にも30種類以上様々な商品を製造・販売しています。ホームページではネット販売もしています。詳しくは丸ヨ青木商店ホームページをご覧ください。
http://www.maruyo-aoki.jp/


玉キャベ 140g 250円(税込)
玉ねぎとキャベツの酢漬けでサラダに合わせるとグッドです。着色料・保存料・化学調味料無添加。
激辛キムチ 140g 250円(税込)
本場韓国の方も納得の辛さで旨味もあって激旨です。

すずしろ ゆず風味
半割ハーフサイズ 250円(税込)
甘味料は使用せず、果糖ぶどう糖液糖だけで仕上げる糖しぼり製法の人気シリーズ。
刻み昆布キュー
140g 250円(税込)
北海道産の昆布を使用した、昆布と胡瓜の美味しさが楽しめる一品。

知多半島内ではピアゴ(武豊店・阿久比北店)、アピタ(阿久比店)、スーパーイシハラ、半田パワードーム1階の知多半島物産コーナー、三河地区ではイクタフード各店、名古屋は中日ビルB1(ピピッと!あいち)でも購入できます。尚、工場に隣接する直売所まで買いに来られた方には、何かしらのサービスがあるかもです。


地元に密着した丸ヨ青木商店。

丸ヨ青木商店の漬物は、武豊町や美浜町の学校給食にも使われ、近隣の小学校や中学校の社会見学にも利用されています。長年地元で営業されている老舗だから、地元との結びつきが強いんですね。


県道72号沿いのこの看板が目印です。
製造工場なので、外観はお店っぽくありません。

丸ヨ青木商店の三代目当主の青木さん夫妻。ご主人は中学・高校・大学と相撲部に所属していた、気はやさしくて力持ちというタイプ。漬物にかける情熱は熱く、消防団や商工会青年部でも活動していたエネルギッシュな方です。奥様はとっても明るくお話好きで、笑顔がチャーミングな方です。



いかがでしたか、丸ヨ青木商店。原料野菜はすべて国産ですが、全商品が添加物無添加ではありません。保存料、着色料、化学調味料等の使用については、現在少なくして行く方向で取り組んでいます。各商品の添加物の有無についてはお問い合わせください。
建物も製造方法も新しくなりましたが、漬物に対するこだわりや情熱は代々受け継がれた老舗漬物店です。高級と言われる料亭でも漬物にまで気を配っている所は少ないです。本当に美味しい漬物が間違いなくここにあります。ぜひ一度ご賞味ください。 知多半島ナビでした。


名称丸ヨ青木商店
ひらがな読みまるよあおきしょうてん
住所愛知県知多郡武豊町向陽3-36
ホームページhttp://www.maruyo-aoki.jp/
電話番号0569-73-0269
FAX0569-73-0641
営業時間8:00〜18:00
休日日・水曜日 
駐車場3台
タグご当地名物・特産品
行き方(詳細)電車で/名鉄河和線「知多武豊」駅を出て、「武豊役場南」交差点から県道72号を左斜め方向に進み、「向陽4丁目」交差点のひとつ手前の道を左折(お店の案内看板があります)、細い道を道なりに進むと突き当たりがお店。約5分。
車で/南知多道路「武豊IC」を出て県道72号を右折、「嶋田」交差点を左折、道なりに進み「向陽4丁目」交差点を過ぎてすぐの道を右折(お店の案内看板があります)、細い道を道なりに進むと突き当たりがお店。約5分。
行き方名鉄河和線「知多武豊」下車徒歩5分
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