こんにちは、知多半島ナビです。注文を受けてから土鍋で丁寧に炊き上げる艶々ご飯と、職人技でカリッと焼き上げられた国産うなぎの美味しさがたまらない人気のお店をご紹介します。遠方からのリピーターさんも多数いらっしゃいます。 |
豪華に国産うなぎを一匹まるっと焼いた「一匹うな丼」(2,750円)からご紹介していきましょう。 |
まず、このボリュームが伝わるでしょうか。 丼から飛び出すほどのうなぎです。 国産にこだわり(三河産が多いそうです)焼き方も皮がパリッと、中がふんわりとした食感になるように絶妙な焼き加減。 セットにされているお漬物やデザートも、なんと大将の手作りなんです。 では、もっとアップでご紹介していきましょう。 |
丼いっぱいに広がったこのうなぎをご覧ください。 一匹うな丼の名前の通り、立派なうなぎが乗っています。山椒を振りかけて、早速いただきましょう。 常滑では昔からよくうなぎを食べる習慣があったそうです。窯業は体力仕事なので、精をつけるために窯だし時に振る舞われたとか。 そういえば、常滑出身の新見南吉(童話作家)の有名な「ごんぎつね」にもうなぎが出てくることを思い出しました。 |
大鋸炭を備長焼きした炭で大将が、その職人技で美味しく焼き上げます。 |
こちらの甕の中にあるのが、美味しいうな丼の味の決め手のタレです。地元「盛田の醤油」と「たまり」そして「九重みりん」を使用した甘すぎることないすっきりとした味に仕上がっています。 |
こちらが注文が入ったところで炊き始める「土鍋のご飯」です。タイミングをみながら丁寧に炊き上げます。 お米は、ここ常滑産「あいちのかおり」を使っています。土鍋はもちろん「常滑焼」。炊き立てのふっくらご飯が炊き上るまで、ゆっくり寛いでお待ちくださいね。 最高に美味しい状態でお客様にお料理を出す為に、ご飯にまでこだわっているのにはビックリしました。 甘味たっぷりに炊き上ったご飯はタレの絡みがいいんです。 |
普通のうなぎ屋さんで見かける風景は、タレの中にどっぷりとうなぎを漬けるというものですよね。 中村屋さんでは、皮を下にした串に上からタレをかけます。これこそが皮がパリッパリなのに身はふっくらと焼き上がる秘密なんです。 国産うなぎを少しでも美味しく食べられるようにという工夫に職人の心意気のようなものを感じます。 もう一つ、うなぎ用のタレとご飯用に使うタレを別にしてありました。どうせ同じ味なのに、どうして?と尋ねてみたところご飯にかけるタレはうなぎの臭みなどが入らないように分けているんですって。細かい心遣いを感じます。 |
セットされてくる「お漬物」も、もちろん「デザート」も自家製のものです。デザートも夏の暑いときにはアイスクリームにしたりと心遣いがあります。今日はプリンでした。どこか懐かしいような優しい甘さを感じます。カラメルソースも良いアクセントで美味しいプリンでした。 そして、「肝吸い」も立派な「肝」が入っていて大満足。どんなにプリップリか下の写真をご覧ください。 |
「肝吸い」に入っている「うなぎの肝」です。 プリップリで大きいでしょう。国産の良いうなぎを使っている証拠ですよね。 お吸い物の味もお上品でした。 うなぎを食べる時には、「肝吸い」はやっぱり欲しくなるものです。 |
では、ここで他のメニューもご紹介していきます。 女性やお子様、小食でなかなか一人前のうな丼が食べられないという方にも嬉しいメニューがあります。 うなぎが半匹分になっている「うな丼」は、なんと1,550円でいただけます。こちらにはデザートはついていませんが、プラス90円でお吸い物が肝吸いに変更できます。 うなぎ一匹分をたっぷり使用した「うなぎ丼まぶし」は3,000円。肝吸い、薬味、お茶漬けだし、お漬物、デザート付です。「長焼き」「白焼き」は各2,500円。7つ分の肝が並ぶ「肝焼き」(630円)も。 |
さて、お店の様子をご覧に入れましょう。「やきもの散歩道」の途中で、わかりやすい目印をお教えしておきます。 |
「丸利陶管」と水色の壁に大きな字が見えますね。その向こうにある赤いうなぎの旗がお店の目印。 正面から見ると→→→→→→→→ |
「うなぎの中村屋」という可愛らしい看板を発見! |
外の、暖簾の中ではすでにうなぎの良い香りがしています。窓の外からうなぎを焼いている様子を見ることができました。 |
テレビなどの取材でも何度も取り上げられているようで、有名芸能人との取材の様子が紹介されています。 |
店内はカウンター席が4席、4人掛けのテーブルが2つと、2人掛けのテーブルが1つあります。 注文を受けてからご飯を炊くので少々お時間がかかるのですが、壁に貼られた「常滑やきもの散歩道マップ」をみながら今まで歩いてきた道や、この後に行きたい場所を検討してみるとあっという間に時間は過ぎます。この「常滑やきもの散歩道」は私のお気に入りで、歩いていると、地域のみなさんが笑顔で「こんにちは!」と声をかけて下さいます。常滑のみなさんは本当に気持ちがいいんです。 |
うなぎの焼き台も普通は作り付けでセットされているものが多いのですが、ここにも工夫がみられました。 一度にたくさん焼く時と、一匹、二匹を焼く時では火の加減が変わってきます。 そこで、いくつものブロックを組み合わせて調節するという工夫が考え出されました。 高さや幅などを変えて、絶妙な火加減で焼きあがるというわけですね。 |
大将の中村さんがいろいろお話を聞かせてくださいました。地元を愛し、皆さんからも愛されていることがよくわかります。 「常滑」という地をゆっくり訪れる機会がなかなか今までなかったという方もいらっしゃると思います。 近年になって、セントレアやコストコなどが出来ましたが、昔ながらの風景の残る「常滑やきもの散歩道」に遊びにきてみませんか?そして、その道中で職人の心と技の詰まった「うなぎ」を食べてみてください。 以上、知多半島ナビでした。 |
名称 | うなぎの中村屋 |
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ひらがな読み | うなぎのなかむらや |
住所 | 愛知県常滑市栄町2丁目53 |
電話番号 | 0569-35-0120 |
営業時間 | 平日/11:00~14:30 土日祝/11:00~15:30 |
休日 | 水曜日 |
駐車場 | 4台 |
予算/料金について | 鰻 1匹+肝吸い+お漬物+デザート…2,750円 鰻半匹+お吸い物(+90円で肝吸い)+お漬物…1,550円 その他、うな丼まぶし(3,000円)などあり。 |
タグ | 和食 | 1人でもOK | カップル向け | 人気店 | 家族向け |
行き方(詳細) | 電車の場合/名鉄常滑線「常滑駅」下車、徒歩約5分。 車の場合/知多横断道路「りんくうIC」下車、「多屋町5丁目」交差点を右折し直進。「陶磁器会館西」を左折、細い道を上ると左手にあります。道が細いので、平日なら「陶磁器会館」など無料駐車場をご利用の上、「やきもの散歩道」を散策がてらの来店をおすすめします。 |
行き方 | 電車の場合/名鉄常滑線「常滑駅」下車、徒歩約5分。 |
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