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あら井

活きた魚しか出しません

素材に対して頑固にこだわるご主人が、その時期の最高の魚を、最適な料理方法で食べさせてくれます。妥協はありません。まさに、海の男の料理屋。

知多半島の先端にある師崎は、「崎っぽ料理」として、お客様に料理を提供しています。具体的に、これが崎っぽ料理という決まりはないのですが、地元で古くから伝わっている漁師さんの料理を「崎っぽ料理」としています。
ちょっと強面なご主人。元々は潜水漁師をやられていました。魚の事、漁師の事、料理の事、師崎の事など熱く語ってくれました。ついつい長居してしまってすみません。

お店の入口には、生簀があります。このなかに活きのいい魚介がはいっています。外にも生簀があるので、活きた素材が多く揃えられています。「崎っぽ料理」はまさにこんな活きた魚を使う漁師の料理でしょう。素材の味を最高に引き出すため、調理方法は、生、煮る、焼く、蒸すのみです。揚げ物は一切出しません。


アジは煮付けても、焼いても、刺身でも美味しい魚です。
生簀の中にいるワタリガニはすべて巨大なものばかりでした。蟹の中で一番美味しいのがワタリガニではないでしょうか。
白ミル貝、平貝はお刺身がおすすめです。大アサリは、焼いたり煮たりします。

こじんまりとした個室でいただきます。宴会場もあるので40名までの団体も大丈夫。
地元師崎で活躍する切り絵作家、山崎 修氏の作品があちらこちらに掛けられています。モチーフは勿論、師崎漁師。

ここのお店の「崎っぽ料理」はこれ。

食事は値段によって5種類。この日は2,500 円(税別)のコース。ご主人のこだわりは、活きている素材。内容はその日の漁により変わります。
平貝、白ミル貝のお刺身、小女子、海苔の佃煮、若布の茎煮等の単品も注文できます。

ヒラメのお造り。これは二人前です。いただいている間も時々動きます。肉厚でしっかりとした歯ごたえが楽しめます。
蒸し鮃。柔らかく、あっさりとした味です。ポン酢でどうぞ。
アジの煮付け。活きのいい魚は煮ると身がこの様にはじけます。素材の甘みが引き出されています。おすすめの一品。ここあら井さん、煮魚の味は大評判です。
どうです?このプリプリな感じ。このお店の煮魚、絶対のおすすめです。素材の持味だけでは無い、何か特別な物が絶対にあるはず。

サザエは2つも出されました。嬉しいかぎり。因に、殻がつるっとしている物は潮の流れのゆるい場所で育ったもの。角の生えてる物は荒波のもと育ったものです。
サザエの身の崎っぽの部分。たまらなく美味しいです。でも、ちょっと気を抜くと、千切れちゃいます。殻を持って、くるっと慎重に引っ張り出しましょう。
ヒラアジも注文してみました。しっかり脂がのっています。
魚醤に付けて、少しあぶって食べてみました。これは、新たな発見。かなり贅沢な食べ方ですね。こんがりとした美味しい香りが口に広がります。

今度はウマハギ。ヒラアジとは全く違った味と食感。ヒラメともちょっと違います。その秘密は…。
そう、肝です。さしみ溜りに溶いて肝醤油でいただきます。肝だけでもいただきたいって思っちゃいました。勿論、ポン酢でも美味しくいただけます。
クルマエビの塩焼き。結構大きくて食べがいのある一品でした。因に、愛知県の県魚は、このクルマエビです。
ホタテの貝柱。さしみ溜りで食べてもよし、塩でもよし。あぶって食べるのもまた格別。甘みが増しますね。

漁師の街、師崎。ご主人も漁師だった。そんな環境のもと、中途半端な素材なんてある訳が無い。当然、本来の魚の美味しさが味わえます。シンプルではありながら、豪快さを感じられる料理の中にも、魚に対する思い入れを凄く感じ取る事ができた気がします。頑固そうな中に時々見え隠れする、ご主人の優しさも見逃してはおりません。


名称あら井
ひらがな読みあらい
住所愛知県知多郡南知多町大字片名字新師崎3-18
ホームページhttp://www.arai-go.com/index.html
電話番号0569-63-2500
FAX0569-63-2500
営業時間AM11:00 ~ 夕方 (予約団体様の場合は午後9:00まで)
休日不定休(漁業場の都合により) 
駐車場10台
タグ郷土料理 | 和食 | 海鮮料理
行き方(詳細)電車の場合/名鉄河和駅下車。知多バス師崎港行きで新師崎下車。徒歩2分。
車の場合/南知多道路豊丘ICから師崎方面へ。
行き方国道247号線沿い 片名地区
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