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市場食堂

地元漁師からも愛される、昔ながらの食堂。

こんにちは、知多半島ナビです。今回紹介するお店は、地元漁師さんも御用達の人気店「市場食堂」です。豊浜漁港にあるお店なので、当然獲れたての魚介類が安く食べられます。昔ながらの小さなお店は、お昼時になると行列が絶えません。

漁師の街、豊浜。

豊浜は、古くから自然の良港として漁業を中心に栄えてきました。万葉集にも詠まれた、歴史ある古い街です。
豊浜漁港は、伊勢湾、三河湾、太平洋で獲れた豊富な魚介類が水揚げされます。


毎日多くの漁船が出入りします。
朝と夕方には、せりが行われます。
季節ごとに、水揚げされる魚は様々。

夏には、天下の奇祭「豊浜鯛まつり」が開催されます。

毎年7月中旬、10メートルを超える巨大な鯛が豊浜の街を練り歩きます。明治18年ころから続くこの祭礼。はじめは「鯛」ではなくネズミだったり、象だったりと動物のだし物でしたが、海の生き物に変わって行きました。そして現在の「鯛」がつくられるようになり、祭礼の名前も「鯛まつり」となりました。因にそれまでは「おもいつき」と呼ばれていたとか。
2日間にわたって繰り広げられる「鯛まつり」。港の中を遊泳したり、一晩で鯛の色が変わったりと、見所満載の祭礼です。


市場食堂は、漁師町の食堂です。

お店の前には、鯛祭で実際に使われた鯛が置かれています。
遠くからでも、すぐにわかりますよ。
強面の漁師さんがいっぱいいる訳ではありません。とって親しみやすいお店の雰囲気でした。

手づくり感ありありの看板が、いい感じですね。
十数席足らずの小さな店内です。
さすが、鯛祭の街。お祭りのスナップがいっぱい有りました。

さてさて、料理は。

手書きのメニューが何とも言えない味です。気持ちが伝わってきますね。

人気の海鮮丼。(上にあるお刺身は、別メニューです。詳しくは後ほど…。)いろんな食材が乗っかっています。勿論季節によって、内容は多少変わりますので、何が出るかは、お楽しみ。
他には、ちりめん丼、マグロ丼、いくら丼があります。そして夏季限定のあなご丼もおすすめですね。あなごは夏が旬の魚です。この辺りでは「メジロ」って呼ばれています。
小鉢は、日によって内容が変わります。さすが市場の隣にあるお店。食材の数はかなり豊富ですよ。


1日20食限定の、にぎり寿司定食。
お昼前からのメニューで、なかなか注文できない人気の定食です。お寿司の他に小鉢が3品ついてこの値段(1,100円)は、みんなが納得です。
これらの他にも、焼魚定食や煮魚定食があります。今日の魚は、入り口の看板で、要確認。旬の魚をお楽しみ下さい。


定食の小鉢は、日によって変わります。
カレイの煮付け。
アジの干物。みりん干しです。他にはタチウオやメジロもあります。旨い。

ワカメとイカ。ミョウガがいいアクセントになっています。
アカシャエビは、地元特産のえびせんべいにも使われています。カラごとどうぞ。
シャコエビからも、いい出汁がとれます。

単品メニューもあります。

ほんの2週間程しか漁期が無い「こうなご」。3月下旬には、こんなレアな食材もあります。南知多でしか味わえない?ほんのりとした苦みと甘みが絶妙ですよ。
こちらは、こうなごを炊いたもの。
春は貝の美味しい季節。「ばかがい」の焼き。お寿司屋さんでは「あおやぎ」と呼ばれてますね。高級食材です。お刺身も美味しいです。
絶対のおすすめ「サワラ」のお刺身。漢字では春の魚(鰆)と書きますが、秋が旬の魚です。全身トロみたいな美味しさ。

市場食堂のかくれたベストセラー「太巻き寿司」。1本600円。ハーフサイズもあります。地元の人達が買いに訪れる程の人気商品です。
お土産で買ってきちゃいました。

単品メニューは、この他にも大アサリ、シャコ、ワタリガニ、ニシガイ等地元で獲れた物が目白押しです。どれも、旬な時期にお楽しみ下さい。食べずに帰って後悔しても知りませんよ。


冬は、フグも。

10月から3月までは、フグの季節。ここ豊浜漁港にも、多くのフグが水揚げされています。市場食堂では、かなり安い料金でフグが食べられますよ。
ちょっとフグの説明を。
てっさは、フグのお刺身。弾力が有るので、普通はかなりの薄造りにします。
てっぴは、フグの皮。コラーゲンのかたまりです。
てっちりは、フグ鍋。
ひれ酒は、乾燥させたひれをカリカリに炙り、熱燗の中に入れていただきます。
白子は、精巣部分。卵巣には毒が有るので食べられません。
フグには毒が有る部位があるので、さばくためには免許が必要です。危険なので、絶対に自分ではさばかない様にね。
因に市場食堂では、てっちり用にさばいて処理した「とらふぐ鍋セット」もお土産用に販売しています。(5,000円)


ポン酢と紅葉おろしでどうぞ。
白子は、年が明けたころからが食べごろでしょうか。これは、旨い。

食事の後は「魚ひろば」でお買い物。

豊浜漁港には、海産物を中心としたお土産屋さん「魚ひろば」があります。屋根に置かれた鯛が目印。
ここでも、地元で水揚げされた新鮮な魚介類をはじめ、干物、加工食品、えびせんべいが数多く取り揃えられています。



最後に、市場食堂への行き方を。

内海方面から来ると、豊浜信号を直進。ここは右折禁止なので注意。
次の、高浜信号を右折。入り口には「魚ひろば」の看板あり。すぐに「魚ひろば」が見えます。
魚ひろばを直進して、つきあたりを右折。すぐに「市場食堂」が左側にみえます。駐車場はお店の向かい側にあります。

名古屋から1時間少々。新鮮な魚を楽しみに来られる方が多いと思います。三方を海に囲まれた知多半島。当然、いろんなお店で美味しい魚がお手頃なお値段で食べられますね。同じ食材でも、お店によって味付けは全く違います。お店の雰囲気も違います。自分にあったお店を探すのも、お楽しみの一つかと思います。ドライブを兼ねて、お気に入りのお店をみつけて下さいね。南知多で待ってます。


名称市場食堂
ひらがな読みいちばしょくどう
住所愛知県知多郡南知多町豊浜相筆20
電話番号0569(65)2766
営業時間平日 午前10時~午後8時 土日祝 午前8時半~午後8時
休日火曜日 
駐車場店の前に有り
タグご当地名物 | 海鮮料理 | 寿司 | 人気店
行き方(詳細)車の場合/南知多道路 豊丘IC下車。右折して豊浜方面約10分。
電車の場合/名鉄内海駅より、海っこバスで約20分。魚ひろば停留所下車。
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